ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*墨絵

hotakatachibana2006-10-10

屋久島日記はおやすみです。

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私は墨絵(すみのえ)のパンの大ファン。とにかくほんとにおいしい。粉とバターが違うとみたね。


でも一度だけランチも食べに行ったことがあって、一人だった。いろんなコースがあったけど、私はお魚のをオーダー。墨絵のランチはあのパンがおかわり自由なのだ。うっかりパスタでも頼もうものならすぐお腹いっぱいになってパンのおかわりができなくなる。そんなわけにはいかないわ。


ふと気付くと近くの席に着物を着て某ブランドバッグをかたわらにおいたマダム2人が座っていた。そしてお魚のプレートらしきものが運ばれてきたので、オーダーして5分しかたってないのになんて早いんだと思ったら、なんとそれはマダムたちのテーブルに置かれた。びっくりした。こんなに早かったら神業だよ。でも、ということは私はマダムたちと同じものを食べることになる。そう思ったら緊張が走ったが、パンをおかわりすることだけは忘れないようにしようとも思った。


まもなく私のところにもマダムたちと同じお魚のプレートがやってきた。ソースがトレヴィアンですよ。お魚自体はすっっごくおいしいっていうものじゃないのかも。でもソースはすっっごくおいしい!赤ワインからできていてアルコールがばっちり飛んでいるから酔っ払わない。やったね。パンも相変わらずおいしい。最初はホイップバターで食べていたが、私はどうしてもこの赤ワインのソースをパンでぬぐって食べてみたくなった。でもひとつ問題が。誰かがみている危険性が。パリの洗練されたマダムたちがやるぶんにはサマになるから問題ないが、普通の人がやったら行儀悪いだけな気がする。家だったらソースぬぐい放題食べ放題なのにさ。


とりあえずパンのおかわりをお願いした。やってきたパンをちぎって誰も見てないことを確認してから赤ワインのソースへパンを接近・・・と思ったらスタッフの人が隣りのテーブルを片付けにきた。ちぎったパンは赤ワインに出会わないまま胃へ。泣



今度こそソースをパンで味わおうとしたら、マダムの一人と目があったんだよー!ちなみにマダムたちはパンにもソースにも関心がないように見えた。もういい。気にしないでぬぐって食べる。そうしてぱくついてたらスタッフの人と目が合った。おたくのソースはおいしくってよ。何か?!



墨絵

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