ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

モード切り替え気持悪

この人は、知り合った初期の頃から


「橘さんは将来、主から大きく使われることになるよ。」


としょっちゅう言っていた。
そして使徒の話。


「あーよかったですー。」



当時の私は、そんな遠い未来のことや
よくわからないキリスト教よりの話などより、
実質的に役立つ事を教えて欲しいと思っていた。


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しかし


「いやすごいな。どれほどのものだろうな。」


この人はしょっちゅうこんな事を言って私の目をじっと見て考え込んでいた。



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結論から言うと、私は確かに少数派にカウントされる人。
でも別にそれは私だけじゃない。
地上の人口からすると少数というだけで、
私以外にも同じような人はたくさんいる。



だからこの人の言い草は、占い師とか詐欺師とかの言い草に近いものがあったと思う。
誰にでもだいたい当てはまり、どうとでも捉えることが出来る、というあれだ。



この人から見て上記の事が羨ましかったのかもしれないが、
あんなにあからさまに嫉妬する人も珍しいと思う。



いや、この人以外にもけっこういたな。



女の人の嫉妬ってあまりあからさまじゃない気がする。
逆に男の人の嫉妬は言動全てに怒り狂ってる様がもろに出る。
これは一般的にそうなのか、私から見てそうというだけなのかはわからない。


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そんで、私に対して嫉妬心むき出しだったこの人が、
ある時を境に人が変わったみたいにものすごく親切になった。




気持ち悪。




なにがあったらあんな風に殊勝モードに切り替わるんだ。




「橘さんに頼まれたら断れないよ。」


いやだめならだめでいいですから私は。



「橘さんのためなら仕方ない。」


何が?!
なにこれどうしたの?!


当時、真剣に気持ち悪いと思った。





私、特別この人と仲良くしようとは思ってなかった。
仲良くならなくても会話は出来る。
わたしのこういうところ、この人は気に入らないらしかった。
しかし私の方もこの人の事が最初からあんまり好きではなかったので、まあ仕方ない。



でも、別に仲良くする気はなくても、少しはこの人の為に何か出来ないかと思う瞬間はあって実際頑張ってみたんだ。



それで分かった事がある。



この人は、おそらく人から何かしてもらうという事がほとんどなかったんだよ。



だから他人に対しても有益な事が出来ない。
だからそれは、有益なことをしてもらえていないという事でもある。
これは、この人が生きてきた年数の中でそうなってしまったのだ。
そんな状態でボランティアとかしても偽善的になってしまうでしょうに。



仲良くしたり自分の意見を押し付けたりする事が相手の為になる事じゃない。
たとえ嫌いだったとしても必要性を感じればその人のために有益になる様がんばるというのは有りだと思っている。


でもまあ、月日が経つごとに丸くなっていった、この人。



いや、この人だけじゃない!!
私に嫉妬する男の人は、皆途中からこんな風に切り替わっていた!!


気持ち悪いんで!私そういうの求めてないんで!!


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