この人は、ユダの話もしていた。
「イスカリオテのユダを知らないの?!」
「さあ。」
だから普通は知らないんだってば。
この人は、知り合ったばかりの時から罪の話をしていた。
スピリチュアルや普通の本の中にはここでいう「罪」の話はまず出てこない。
そして世間一般でいう罪から連想されるのは、
「法律」「警察」「刑務所」「懲役」「犯罪」•••等々。
だから、今こうして読んでくださっているあなたが全く理解出来なくても無理もないこと。
私は当時のこの時、世間一般でいうものとは異なる、しかし全く関係なくはない「罪」の概念が入った。
しかしこの人が話す内容には当時から疑問がある部分も多かったし、実際それらは間違っていると後に知ることになる。
ただ、スピリチュアルとかよりはまだマシだと思えた。スピリチュアルの中には罪がまず登場しない。
それどころか、「ありのままが素晴らしい。」とか、
「あなたはあなたのままでいい。」みたいな思想を押し付けてくる。私はこれが納得出来なかった。
こっちは変わりたいと思ってるのに、変わるな?
自分の知らない世界を感じ取っているから求めているのに、
何も知らなくていいだと?
これがスピリチュアルのイライラする要素だ。
ただ、スピリチュアルは×といえど、この人とも話せば話すほどわからなくなる。
最終的に導き出した答えは、この人自身も騙されているのだろうな、という事。
しかし、真理っぽいところもあった為、そこはどう自分の中で消化してよいのかわからない。
だからもういっさい気にせず、自分の感覚に頼ろうと思って実際そうしてるしかなかった。
そういった経緯があり、私はこの人とばっさり連絡とらなくなったんだけど、連絡取るのやめた理由は他にもいくつかある。