霊

で、そのご飯について15年～20年経った今でも悔いている事がある。

この人は親切心でご飯を奢ってくれたんだろうけど、
私は当時あんまり気が進まなかったんだ。
なので無理矢理断って、強引にでもその人のオフィスを去るべきだった。

食事というのは、気持ち悪いと思っている人とするべきではないのだ。

パソコンは断れたのに、なんでご飯は断れなかったのか、当時の私よ。

バカー。

ところで当時、私のどの知り合いも皆パソコンはMACのこれだった。
色もなぜか皆このブルーの。

可愛いといえば可愛いけど、
アナログ時代のテレビみたいっちゃアナログテレビだな。

ところで、なんで私がこの人を気持ち悪いと思ったのかというと、
いろいろ理由はあるんだけど、目に見えない世界の話をこれでもかと言わんばかりに話すから。
全部本当の事であるなら気持ち悪くないんだけど、
一部は本当だろうなと思えて、一部はなんか間違ってそう、みたいな感じ。
でもこの人が信じてるなら仕方ないし、
そもそも人に対して気持ち悪いとか思ってはいけない気がして、なるべく前向きに考えていたんだ。

しかし気持ち悪いね。

この人は、霊についてもよく話していた。
霊って幽霊の方じゃないです。
たしかにそれも霊ではあるけれど、
人間には肉体とは別に霊体もございまして。

この人は、「仕事や奉仕をして社会貢献をすると、だんだんと霊がきれいになっていくから。」
と言っていた。

・・・。

たしかに、人間には霊体があるというのは本当だし、
その事をぼんやりとしか認識出来ていなかった私に「霊」の概念を入れてくれたのはよかったと思っている。
しかし、この人のいうやり方では霊をきれいにする事が出来るとは、思い込めたとしても納得は出来なかった。
だってこの人と話していると苦しくなる。つまり霊が影響受けている。
当時はこの人以外からの影響かなと思ってたんだけど、
全てわかった今、この人からの影響としか言いようがない。

それに、この人の話をまとめると、霊をきれいにする為にボランティア頑張ってるって事になる。
私は当時、この人にとって優先させるべき事は、
家族の為に時間使ったり、自分の仕事を発展させる為に頑張ったりする事の方だと思えた。

そもそも家にいたくないというのと、自尊心を保つというのを両方満たせるのが
この人にとってのボランティアだったんじゃないかとさえ思えた。
これ言ったら本気で怒りだしそうだから、黙っていたけど。

あと、この人煙草吸うんだ。

私、煙草はほんとやめた方がいいですよ、とある時念入りに言ったんだ。
そしたら本気で怒っちゃってその場が静まり返って気まずい空気が流れてしまった。

これ、どうしても霊をきれいにしたい人の行動に思えなかったし、
実際煙草吸ってたら無理だ。
健康にも悪いし。

そして、霊が～どうのこうの～とかいう話、私はすんなり理解できたけど、
大抵の人は「は・・・？なにそれ幽霊って事？」みたいな感じで理解できないと思う。

この人、私以外の人にもこんな話してるのかな。
ドン引かれるだろうなと思った。
世の中のほとんどの人はこんな話知らないし、そもそも興味がない。
信じる信じない以前に、目に見えないものを感じ取るという事が出来ないので、認識できないだろうな。

スピリチュアル系とかの人だったらアリかもしれないけど、
スピリチュアル系もこの人と同じく間違いだらけエラーだらけ
おおもとがサタンだ。

当時の私は、「霊」の概念は設置されたものの、霊をきれいにする方法がわからず、
この人ともあんまりしゃべりたくないので、
実質的に頑張れること、実になりそうな事に没頭するようになっていった。

ていうか、この人の日記書いてると、
だいぶ攻めた内容になってくる。
そろそろ違う日記を書きたいところだ。