10代の頃の私は、ややスピリチュアルよりの本とか雑誌をよく読んでいた。
中学生の時にはまり始めて、それがぎりぎり10代いっぱいまで続いていた。
当時は自分がスピリチュアル好きという自覚がなかったし、そもそも
「スピリチュアル系」という言葉が登場する前の時代だ。
それ以外のいろいろな本も読んでいたけど。
そんな時に「その人」と知り合った。
ある冊子にその人のオフィスの広告が出ていて、
それを見て尋ねた事がきっかけだった。
当時の私は、本とかで見たいろんなお店にとにかく行ってみるという事をしていた。
その中にはスピリチュアルっぽいお店とかもあったんだけど、
通ったりする事はなく全部1回ずつ。
ところがこの人のオフィスにはしばしば通うようになったし、
本を貸してくれたので、ほとんど読みつくすまで借りてたな。
この人のオフィスは普通のオフィス、
そしてこの人も普通の人。
ただ、非常に霊的な話ばかりする人で、
知り合ったばかりの頃は、
「昨日の夜、橘さんについてた悪いのがうちに来たよ。」
と言っていた。
その悪いものが具体的に何なのか、という事ははっきり言わなかった。
この人も分かってなかったんだと思う。
今の私なら、これが「サタン」なのだとわかる。
そしてこれは真実だと思う。
そしてその人は、知り合ったばかりの頃、
私の事を見て、
「悪いものに魅入られている顔しているよ。」
と言っていた。
その人は、私がスピリチュアル系の本を読んだり
それ系のお店に行ったりしている事を知ると、
徹底的にやめなさい、と言った。
そういった本やお店は全て嘘なのだから、と。
世間でスピリチュアルが流行り始める前に私の中でのブーム終了。
この人のオフィスによく遊びに行っていたのは
知り合ってから2年くらい。
その後は1年くらいごくたまに訪れる程度になって、
さらにその後の3年は電話もほとんどしなくなっていた。
2006年の秋くらいに電話したのを最後に、一切連絡を取らなくなった。
ちょうどこのブログを始めた後くらいの時期かな。
合計で6年くらいの間、連絡は取っていた事になる。
なぜこの人の事を切ろうと思ったのかというと、
種類の違う悪いものからまた別の悪いものに自分自身が引き渡されただけだという事に気づいたから。
つまり、今の私の言い方をすれば、Aという種類のサタンからBという種類のサタンへ
主管するサタンが変わったというだけだ。
私をスピリチュアルの本とかから引き離した時点でこの人の役割は終了している。
これにはとても感謝している。
しかし私は、この人の事が当時からあんまり好きではなかった。
ここからの日記は、そんなこの人に関する20年も前の日記を書いていこうと思う。