このマダム、料理が苦手という話をしていた時、
なぜかと聞かれて「めんどくさい・・・」と
うつむいて屈辱的そうにつぶやいていた。
もっと話を聞いてたら、
お子さんからいろいろダメだしされてるんだって。
お子さん、すごく優秀な子らしくて、しかも自分の子供からいろいろ言われるのは
つらいものがありそう。
でも、このマダムが料理嫌いな根本的な理由はもっとべつのとこにありそうだった。
このマダム、料理する事になんの喜びも感じないし楽しみも見出せないというのが話しててわかった。
苦手とかあまりやった事ないという以前に根本的に好きじゃないんだと思う。
その原因はわからないけど、そこまで受け付けないなら仕方ないよなあと思ってしまった。
料理出来ないからだめってことにはならないと思うけど、
自分の手でおいしいもの作れる楽しさとか前より手際よくできる様になった時の喜びとか
作ったものを人と共有する嬉しさとかを味わえないのはなんかもったいないなとは思った。
料理が苦手であまり上手じゃない人は独身女性でも主婦でも結構いるし、
料理をするという行動自体に価値を感じないというかなんで自分が、みたいな人もいる。
このマダムは後者の要素もありそうだった。何か嫌な記憶と結びついてるのかもしれない。
超簡単なレシピなんかいくらでもあるし、
こんなに簡単なのになんでこのクオリティのものができあがるんだという楽しさを味わえないのは
もったいないなあと重ね重ね思う。
しかし・・・!!
女性は料理が出来た方がいいみたいな事いう人には違和感感じる。
何それ、結婚に有利だからだろうか。
現にこのマダムは料理出来なそうだけど、順風満帆に暮らしてる。
この料理嫌いなマダムとは別のマダムに、
男の人は胃袋をつかむのよと言われたけど、必ずしもそうじゃないと思う。
現にこの料理嫌いなマダムのご主人はそういうタイプじゃないじゃないか。
私、胃袋つかまれる単純な人やだよ。
そして料理出来た方がいいというなら、男の人も出来た方がいいと思うし。
そして料理嫌いな人はきっと違う事で文化的な楽しみを味わっているんだ。