ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

俳優のたまごが住んでいる5

「はい、これ。」


食事会の主催者マダムは嬉々としてリーフレットを渡してきた。
もちろん、リーフレットは俳優のたまご男子の出演する舞台のもの。




「もちろん私は観に行くんだけど、今ね、いろんな人誘ってるのよ。」




そうなのか。
私、舞台とか好きだし、平日上演のようだけど、場所と時間帯によっては観に行けるなと思った。
リーフレットに目を通すと、結構面白そうだし、
残業しなければ観にける会場と開演時間だった。




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チケットはどうやって手配すればいいのか食事会の主催者マダムに聞いてみた。
たぶん俳優のたまご男子が何枚か持っていて、もしかしたらノルマとかもあるのかもしれない。




「じゃあ私の分と一緒に彼に頼んでおくわ!」




やはりそうらしい。







数日後・・・。






食事会の主催者マダムは嘆いていた。


「結局観に行くと行ってチケット買ってくれたのはあなただけ!
声掛けたのに、みんな行けないって・・・!」



皆忙しいのだという。



料理苦手なマダムは、PTAの役員になったそうで、
お手伝いさん雇って家事全般まかせてるくらいだという。



他の人達は、男性は仕事してて家族もいたり、
女性も結婚してて子供がいる人ばかりだし、
いずれにしろ年齢層的に舞台の内容に興味わかないというのもあるのかもしれない。



大学生の子もいるにはいるけど、いけないらしい。




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結果、観に行くのは食事会の主催者マダムと私だけになった。
でも俳優のたまご男子は喜んでくれてるとの事だった。
はりきって稽古してるらしかった。



ご近所のよしみというのもあるけど、
好きな事をがんばってる人は応援したい。
そして舞台観に行くの好きだったので、
当日を迎えるのがちょっとたのしみだった。




食事会の主催者マダムと、後で当日の打ち合わせをしましょうという事になった。