ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*隠し部屋

hotakatachibana2010-01-03


猫日記80。


仕事が終わったら日付が変わっていた。


いつもならまっすぐ帰るんだけど、八百屋のお向かいのやまさんとこでお好み焼き食べて帰ろうと思った。そのついでにMr.P氏と加藤さんに会えるかもしれないし。


やまさんのお好み焼きはいつもマスターが奢ってくれるから八百屋の奥で食べてたんだけど、そのうちお店に食べに行くといつもやまさんと約束していた。夜中の2時まで営業してるから、私の仕事が真夜中に終わったときに行こうと思ってたけどいつもまっすぐ帰ってしまっていた。あと3ヶ月しかこの近所にいないんだから早く食べにいかなくちゃね。




鉄板で食べるお好み焼きは格別らしいよ。




さあお店に到着。でも入る前にお向かいの八百屋のシャッター前へ。



八百屋のシャッター前には長テーブルのような台が常に置いてあって、開店時はそこに果物が並ぶ。
閉店時はただの台。




しかし台の中は空洞になっていて、段ボールとか発泡スチロールとかが入っている。その一番右端にマスターは閉店前に湯たんぽを置いておくのだ。すると夜もふけた頃に加藤さんがやってきて隙間から台の下へ入り込み、湯たんぽの上で丸くなるのだった。台の外側は囲まれているから風があたらないし、ぱっと見ただけではまさか内側に猫が寝てるなんて誰も思わないのだ。



シャッターと台の間のわずかな隙間から手をつっこんだら、冷たくなった湯たんぽしかなかった。
この寒い中加藤さんはどこへ行ってるのだろう。



Mr.P氏はとても行儀がいいのでお店の中のバックルームでホットカーぺットの上で夜間は過ごすのだ。

加藤さんは何かをやらかす可能性に満ちてるだけでなくMr.P氏と閉ざされた空間に2匹きりにしておくわけにはいかないので必ず外にだされる。しかし湯たんぽは与えられる。


夏の間は2匹とも外に出されて自由にさせておいていたらしい。
夏に夜遅く八百屋の前を通るとMr.P氏に遭遇できた。嬉
しかしMr.P氏は寒いこの時期でもどこかに出かけていて一晩中戻らないこともしょっちゅうらしい。



今宵のMr.P氏はお店の中かしら外かしら。


そして加藤さんてば私が来たときにいないなんてー。
でもマスターが仕入れの前の朝5時に来ると、必ず加藤さんが台の下で寝てるらしいよ。



まあいいや。お好み焼き食べにいこう。





八百屋のマスターにもらった枝になっているみかん