ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

街にはミモザが溢れるのに手に入らない

花しかない日常を話すしかない日記5。
猫日記265。
貴公子のいる日常18。
失敗しない店選び30。









2月に入ってすぐ、ミモザが出回るようになったので
ある日の午後の仕事の前に一息入れる意味でもお花屋に買いに行ったの。






そしたら昼の時間帯にはめずらしくお蕎麦屋のマダムもいた。

私がミモザください言うと、





オーナーさん「売らない。」





って言われた。




マダム・橘 「えっ・・・売らないんですか・・・?!」



そういえばミモザの在庫ないですね。



しかし私は知っている。オーナーさんが先日ミモザを大量に仕入れてきていた事を。



オーナーさん「あれは知り合いのお花屋さんに融通するために取っておいたもので商品として仕入れたものじゃないよ。」



ガーン。




オーナーさん「あとは私の趣味。」


オーナーさんがほら、と天井を指した先にミモザのドライ作品が吊るしてあった。
       


ここはお客に花を売らない花屋にちがいない。





蕎麦屋のマダムが大笑いしている傍らで
私が心底ガッカリしていると、奥からN貴公子が走ってきた。




N貴公子(イツモノー!)



N貴公子!会いたかったよ!!





N貴公子(イツモノ、花買いそびれたのか?)

橘 (いいの。N貴公子に会う事こそが真の来店目的だから。)




私がN貴公子の鼻の頭をチョン、と触っていると
オーナーさんが

「これもってけ!


とドライのミモザを一枝くれた。


やったー!!
今年初のミモザを得た。



ちなみにこの数日後、
再びお店に行ったらなんとミモザが店内に並んでいた。


私があんまりミモザミモザうるさいから
お客さん用に仕入れてきてくれたらしい。
買うー!!




再びミモザを得た!!





街を歩けば庭付き一戸建てのお宅でミモザを生やしてるとこは多い。
でも一般家庭のミモザの花が咲くのはまだ少し先だ。


うちのマンションの隣の隣にある一軒家のお庭でも巨大なミモザの木が生えてる。

オーナーさんは、


「あそこんち、ちょうど花がさいた頃に枝を剪定するからいらないのくれるよ。もらいに行きな。」


って言っていた。





そんなまさか。私はあのお宅と知り合いでもなんでもないから嫌だよ。



ミモザは自然界のシーズン前に
お花屋さんでフラゲするのがいいよ・・・!!