街歩きの戸惑い19。
ひさしぶりに会ったダックスさんのおうちから少し歩いて、
私は目的地目指して隣のエリアを通過してた。
ダックスさんに会った時点ですでにとっぷり日が暮れてたから、
もうあたりは真っ暗。
でもまだまばらに人通りはあった。
以前そこを通った時は日中の明るい時間帯だったんだけど、
日中でも通りがかるのが結構勇気いるおうちがある。
そのおうちは、屋外の片側に人間の像や彫刻みたいなものがずらりと飾られている。
たぶん美術系のアーティストさんが住んでる家なんだと思うけど、
何かとリアルで通りがかるだけでびっくりする。
一瞬、ほんとに人がたくさん立っている様に見えてギクッとする。
以前日中に通りがかった時の橘 (これ夜来たら絶対怖いやつ。夜は絶対通らない様にしよう。)
しかし先日偶然夜通りがかってしまった。
先日の橘 (こわいよおお・・・!!!)震
↑見るまで忘れていた。
その時私は例のトラウマソングを思い出した。
これ、小さい頃好きだった曲なんだけど、
トラウマソングとして有名なのだと気づいたのは
20年くらい前にネットで書き込み見てから。
幼橘はリアルタイムでこれ見てた時はトラウマにならなかった。
むしろテレビで流れるたび、
幼橘 (なんていいうたなんだ!!)
ひとり感激していた。
幼橘 ぱあぁぁ•••!←目の前の世界が輝き始める。
天使の像と一緒に女の子が踊ってるとこで、
幼橘 (わたしもこの人たちと一緒に踊りたい・・・!!)
自ら神隠しを希望。
幼橘 (タイムトラベルはたのし。)←トラウマ要素に気づかない。
これ、閉館後のほの暗い美術館の中に一人取り残されてる時点でもう恐怖なのに、
天使の像が服の貸与を願い出て来たり、
エジプトのミイラが出て来たり、
しまいには
ぜんぜん物が入らなそうなヴァイオリンのケースとトランペットのケースを
トランク代わりにして
大好きな絵の中に閉じ込められてる。
この神隠し要素が多くのメトロポリタン美術館被害者たちの中でトラウマとなっているのだろう。
私先日の美術系アーティストの家を通りがかった時、
このトラウマソングを思い出すと同時に
像のどれかと目が合ったら異世界に連れてかれると思った。