ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

半安息日

ピアノの先生のご主人はヴァイオリンの先生だったんだけど、
ピアノの生徒の方が圧倒的に多くて、ご主人はあまりレッスンなさらない。


でもいつもご自宅のどこかにいて話してるの聴こえる事があった。


ご主人、他の生徒の事は生徒さんっていうのに、私の事はお弟子さんって言っていた。



演奏家目指してるわけでもないのになんだか呼び方だけ立派だったな私。
演奏家になるなら、お二人みたいに音大出てないと。



本気で演奏家を目指す音大生なら、


まず防音の部屋に住む。
そしてグランドピアノをクレーンで吊って、
窓枠外した窓から部屋に搬入する。(玄関からは入らないので)

学校の個別スタジオや街の貸しスタジオ通いで練習する音大生もいると思うけど、
本気でやるなら自宅に24時間弾ける環境がないとだめだ。


そして学校行かない日も朝から晩まで弾いて弾いて弾き続ける。


これが演奏家目指す人の生活だ。


私、ピアノ習ってた時これにすごい憧れた。
もうずっと1日中そんな風に暮らしたいと。



それと同時に絶対に自分の人生には起こり得ない生活だとも確信していた。
やっぱり私のやるべき事はこういう事じゃないんだよ。