ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

尻尾

それで、カルピスがその受難からどのくらいの
期間を経て立ち直ったか、もう覚えてないんだけど
外出はずっとしていたみたい。


カルピスは当時子猫だったという事もあるけど、
やっぱりオスにしては小柄だったと思う。


それに加え花の香りまでするし、
大人しく優しい性格で、
フーッとかシャーッとか言ってるの見たことない。


しかも王子。


それでいじめられたのかもしれない。
でも、自分より体が大きなきかんぼうなオス猫がいるのに、
しかもいじわるされるとわかってて出かけてゆくっていうのも、
ある意味大物感なくもない。


カルピスは、一緒に暮らしてる家族にも理解出来ないところが多々あった。
王子だから一般庶民には無理って事だったんだろうか。



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カルピスは、存在しているだけで見る者を魅了するところがあった。
時にそこにささいな動きが加わる事もあった。


カルピスは王座(王子の座する一人掛けソファ)に横たわっている時、
しっぽをゆらーりと揺らした。

優雅、と言えなくもないけど、なんともいえないユーモアのある雰囲気が漂っていて、
いつもばあちゃんから突っ込まれていた。



祖母橘「王子!優雅に尻尾揺らして・・・!」



そんな時のカルピスは、決まって我関せずといった雰囲気で
しかも仙人みたいな顔していた。人生何週目だろうか。



そういえば、最初の頃は呼ぶとしっぽ揺らして返事してくれてたんだ。
いやほんとに最初はしっぽじゃなくて鳴き声で


高校生橘「カルピス!」

カルピス「モゥモッ」


て返事してくれてたんだよ。
でもこれ3回繰り返したら無言でしっぽ揺らす方式の返事になって、
それから3日もしないうちに
呼んでも無反応を貫くようになった。



高校生橘「カルピス、返事しなくなっちゃったの?」

カルピス (用もないのに姉と話したくない。)



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それなのに、好きな家族が帰ってきた時は、
モーモー言いながら玄関まで走っていく。
その時のしっぽはまっすぐ天井へ伸びて後ろ足と1本線で
床から生えたみたいだった。

しかも、玄関が開く前に一人掛けソファの上でガバッと起き上がって
居間から急に走り出す。なんでわかるんだろう。



玄関開くと、強烈な「モーッ!モーッ!」っていう鳴き声が居間まで聞こえてくる。
その大きなモーモーの間に時々「モウ?」っていう問いかけのような鳴き声を挟む。




私、カルピスに1回も玄関まで迎えにきてもらった事ない。←涙目。





あーん、いいないいなー私もモゥ?って言われたいモゥ?って。



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ちなみに、カルピスが横たわっている時にくっついてると
結構な頻度でしっぽが飛んできた。

時に手の甲にヒットし、時に顔面にヒットした。


カルピスのしっぽは、シャム猫にしてはちょっと太めだった。
中の実が太いというよりは、毛が密集しているせいでそう見えた。



だから、触感はボフッとしていた。
サイコー。



ゆ・らーり・ボフッと一定のリズムを刻んだ。



でもあれ、ど・い・て、って意味だったのかもしれない。



ハア•••今日は4月6日でシャム猫の日。