ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

そして最後の電話

そういえば、この人のオフィスに初めて行った一番最初の日。


「今まで生きてきて自分の事不思議だと思わなかった?」


と言われたんだ。
これ、この人が私の事を不思議だと思ったという事であり、
私に対してこの質問してもあまり意味がない。


相手に対して自分が抱いた感想を直接質問としてぶつけてくる人、
ほんと多いんだけど、その行動はなんの意味があるのだろう。
とりあえず質問としてぶつけることで自らの精神の安定をはかっているのだろうか。



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ていうか、私の事知ってる人は皆不思議だと思ってるよ。
それぞれがそれぞれの可能な範囲でかみ砕いて私という存在を認識している。
もうそれでいいと思っている。
私とおんなじ感じの他の少数の人たちもそんな風にやり過ごしてるのかもしれないな。


時代が大きく変わり始めている。
今までの常識が常識ではなくなる。
今まで全く理解されなかった事が当たり前になる。
私はそれをずっと待っている。

なぜなら、今までが私にとってあまりにも異常だったので、
早く正常になって欲しいと思ってるのだ。


コロナは初歩の様だ。


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あと、この人、当時のこの最初の日に

「橘さんとは、とてつもなく長い付き合いになりそうだな。」

と言っていた。
私最初これどっちでもいいと思ったんだ。
でも、結局よく遊びに行ってたのなんて最初の1年くらいで、
あとはほとんど連絡とらず、6年で絶縁したのに。
何もわかってないのに、さも見通しているかのように言うとこういう失敗があるのか、と思った。


いやちょっとまてよ。
こんな気持ち悪い、しかも害を加えてくるような人と6年もの間連絡がつく状態だったというのは、
たしかに悠久の時を苦悩と共に生きているかのようだ。


そういう意味か!!


なるほどこの人よくわかってんだな。
たしかに無駄に長かった。



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そして極め付けは最後の電話である。

2006年の秋も深まったある日、久しぶりに電話してみた。
そしたら話が全く噛み合わない!!驚いた。


もとから友人にはなれない、とは思ってはいたけど、知人でいるのも無理なレベルになっていた。


もうだめだこの人。



①私を潰そうとする(気持ち悪い)。
→②急に私の為になんでも親切にする人になる(輪をかけて気持ち悪い)。
→③話噛み合わない(もう認識できないレベル)。


何この流れ。


なんとか話を切り上げて、電話を切った。
そして二度と連絡とる事はなかった。



こういう人には、報復といかないまでも
何か物申したい気はする。
しかし当時の私はその価値すらないと判断した。

そもそもこの人は、私と知り合った時点で人生が破綻していた。
それ以上何をだ。
なるべく早めにかかわるのをやめるというのが賢い選択だ。


私は賢くなかった。
賢くないと騙される。
ちなみにこの人自身も騙されているのだと思う。
ただ、この人の場合は、騙されてるその状態の方が
自分の現実を見なくて済むからかえって都合がいいのだ。
一人で騙されていればいいのに私が目に留まってしかたなかったんだろうな。


私と出会った人は、運命の出会いと思い込む人が多い。
この人もそういう人だ。
いろんな意味で残念な感じだ。