ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

弟子にされそう番外編2:目立たないといけない

ちなみに私がこの人と関わりがあったこの当時、まさに大企業で働いていた。

このコンサルタントの人は私に、「大企業なんか向いてない、中小企業向きだ」と決めつけていた。





悪いけど私はどっちにも向いてない。そもそも会社員なんてやっちゃいけない人だよ。





しかし、どっちでもある程度は出来る。




ところがこのコンサルタントの人は私の事を「何の能力もない腰掛けだから、大企業に行ったら目立たない。中小企業に行って目立たないといけない」と言っていた。



この人は、もちろん私の勤務中の様子を見たことはない。ではなぜ言い切れるのかというと、この人は自分の持っているスキル、人を見抜く力に絶対的な自信があるのだ。しかし私に対してはあてはまらない。私と出会った人あるあるだ。




自慢じゃないけど、私の仕事を覚えるスピードや飲み込みの速さはそのへんの会社員の比ではない。しかもマルチタスクで覚えていくから、未経験の仕事でも経験者と勘違いされ始めるくらいだ。しかも、どこの業界に行っても使えそうなスキルは少しなら搭載している。何の能力もないは言いすぎだ。





残念なのは、いままで職場や業界に恵まれず会社員としてはあまり経験値がない為、世の中の人があたりまえに知っている事や出来る事が、私はあまり出来なかったりする(しかし教えてもらえばすぐ覚える)。実務的な事はどの業界行ってもすぐできる様になるけれど、やはり長くやってる人の方がスキルが上なのは言うまでもない。たとえ私より能力が低かったとしても、これは仕方ない。




そして会社員というのは、実務的な事が出来るだけではだめで、うまく職場の人間関係になじんだり、どういう対応をすればそこの職場で評価されるか考えて行動出来るかという、会社員以外の何者でもない人達の間での暗黙のルールがある。私これに興味ない。ある程度のマナーや気遣いは絶対に必要だけど、なんで会社の中での評価を欲しがるのか意味がわからない。それよりも会社の中だけでなく会社の外でも実力をつけたり、自分の持っているものを伸ばしたりする事の方に私は10代の頃から興味深々だ。





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そして私は会社員という生き方はヘンだと思っていた。





このコンサルタントの人の言う、会社で目立たないといけないというのもかなりヘンだと思う。
なんで会社で目立たないといけないんだ。会社で目立ったところでなにひとついいことないよ。
むしろ私は目立たないようにしていたくらいだ。




会社という場所は、個性を保持して人生の目的をもって誠実に生きている人なんかうっとおしいだけだ。
むしろ会社の言う事を聞く、会社に依存した没個性の人の方を大事に抱えておきたいと思っている。
たとえ能力が低かったとしても、後者のほうが会社という場所では貴ばれるのだ。





このコンサルタントの人の中には、会社は働く人が活躍できる場という概念がありそうだった。
この人が勘違いしているのか、私が職場や業界に恵まれなかったからそういう状態を知らないだけなのか、
真実はわからない。