ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

弟子にされそう番外編1:大企業大嫌い

このコンサルタントの人は、大企業が大嫌い。
なんでも、自分で会社を経営して社長だった時に、取引先の大企業へ商談に行くたびにそこの部長さんとか
役付きの人にいじめられたのだとか。





ある程度話を聞いた私が、つまりその部長さんもその大企業のさらに上の人からいじめられてるってことですね
といったらこの人は驚いて声音が変わっていた。




私はさらに続けた。大企業で地位も名誉も高い収入も手に入れた役付きの人が、自分より立場の弱い取引先の中小企業の社長をいじめる様を思い浮かべると、その役付きの人が普段何かにいじめられているというのは簡単に連想できる。




それはさらに上の役職の人からとはかぎらない。時間にいじめられているとか(仕事に忙殺されている)、お金にいじめられている(ローンの支払いが終わるのが相当先とか)、実は部下の誰からも好かれてないとか(うわべだけの人間関係)、家族から軽んじられているとか、いろいろ可能性はあると思う。




いずれにしろ、そんな風にいじめられている人というのは日々虚無感とストレスが蓄積されていくと思う。しかも会社に人生をあずけて生きているのだから、心身共に自由は少なくそんな中で蓄積された負の要素を解消する余裕もそれほどない。そもそも自由という概念自体ないかもしれない。自覚の有無に限らず苦痛だと思う。




そこへ契約を取りに自ら商談にきた中小企業の社長など、大企業の部長様からしたら踏みつけたい存在なのかもしれない。





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ちなみのこの元社長のコンサルタントの人が言うには、中小企業の経営者は皆、大企業が大っ嫌いなのだそうだ。
大企業が嫌いすぎて自分でビジネス起こした人もいるくらいなんだとか。このひとの周辺(つまりはこの人のお客さん)だけかもしれないし、そうじゃないかもしれない。