ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

戻ってきた派遣社員2

hotakatachibana2018-08-21

有名企業のグループ会社日記29***

新しく配属されてきた人は、数年前までこの部署にいた人である。そして例の派遣切りでこの会社を去った人である。



業務経験者というだけで、何度でも戻ってこれるらしい。



でも、私の中では、過去に辞めた職場に戻るというのはない価値観だ。なぜなら私が辞める理由はいつも、そこが合わなくなってしまったからということだからだ。


例えば、子供が身体が成長すると、それまで着てた服が窮屈になって新しい服が必要になるように。


まるで、生活様式が変わったからと、引っ越しをする様に。


まるで、学年が上がって、それまでの教科書が必要なくなる様に。


もう必要ないからその職場を去ったのに、また必要になるなんてほぼない。


ただ、わたしはそういう価値観だけど、会社に出戻ってくる人、昔にも見たことある。


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あれは正社員時代だったけど、その時同じ部署で勤務してた辞めた先輩が、1年して戻ってきて、もう別部署にいたから私知らなかったけどある時、声かけられて知った。


その先輩は、すごく気難しくて周囲に対してあたりも強い人だったけど、戻ってきたその時はなんか弱々しくなっていたような気がした。


続けていたとしたら待遇面も全然違ったはずなのに、戻ってくるなんて、やめない方がよかったんじゃないかなと思った。戻ってこないとしたら、もっといい職場なんてたくさんあるんだから、必死で探せばよかったのにと思ってしまった。



まあ、あそこは派遣とか契約社員とかいない全員正社員の職場という事もあり、類を見ない洗脳が深い職場だから、辞めた後に脱洗脳が出来るかどうかが重要なポイントなんだけど・・・。

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この様に、私からしたら、もといた職場に再び戻ってくるというのは、デメリットやリスクはあってもなんのメリットも魅力もない事なのだ。




それなのに、この新しく配属されてきた出もどり派遣社員さんは、戻ってこれて非常に嬉しそうだった。私、この人も奴隷根性の人だなとすぐに分かった。



だって能力ないかやる気がないかで会社に追い出されたようなものなのに(しかも会社都合)、部署の状況が変わって人手不足になったからまた来ていい→ほんとに再度派遣されてくる、なんて、完全に鎖に繋がれて、あっちこっちと振り回されてるでしょう。その事実に気づいてないなら、知能が足りてないし、気づかないふりしてるなら、他に行くとこないという可能性高い。



そんな人なのに、私に目をつけるのは時間の問題だとも思った。うんざりした。



この出もどり派遣社員女性も、身体弱い派遣社員女性や土埃派遣社員女性と同じで、努力(この人たちにとっての損)が嫌いだけど、人の持ってるものは自分も欲しいと思ってるタイプだった。そして人から好かれるタイプではない。



そういう人達は、私を見つけると、何か得するものをただで手に入れられるかのように接近してくる。たしかに、私と仲良くすれば、色々メリットがあるのでいいカンしていると言えなくもない。しかし私の方に仲良くする気がない。



この出もどり派遣社員女性は、人当たりよく、愛嬌振り撒く人だったので、一見良さそうな人に見えないこともないけど、何かがおかしいと私は思った。



声音が一番よろしくない。その原因までは私には分からなかった。