イタリア・フランス回想記8です。
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天気は上々、空気も冷たく透き通っていて、夜までまだ時間も待ってくれている。フォロロマーノを後にして、次は真実の口へ行こうとコロッセオに背を向けて歩き始めた。遺跡の中を歩いて進む。ローマに住んでいる人にはいい散歩コースになりそう。そんな日常がとてもうやましく、また面白い。
サンタマリアインコメスディン教会へはテヴェレ川に沿っていけば歩いていけそうだ。坂を上って高台まで来た時地図を見てそう気づいた。柵にもたれるとさっき通ってきた道が見渡せた。観光客がたくさんいて、遠くの空には飛行船も浮かんでいた。後ろの壁際にはやはり水が常に流れ出ている泉のようなデコラティヴな水道があった。
そのまま地図の通り階段を降りて進むとテヴェレ川へ抜けることができた。川岸を歩いていると、車が何台も横切ったり通り過ぎたりしていた。しかもどれも荒い運転で、普通っぽい車体なのにガラスが割れていたりバンパーがへこんだりしていた。事故起こしてそのまま乗り続けてるのか。なんてテキトーなんだろう。
そういえばテヴェレ川中州にあるティベリーナ島は夜は地元の人でさえ近づかない危険なエリアだとのこと。昼のテヴェレ川はあんなに美しいのにね。
歩き続けたら、思ったよりも早く真実の口広場に着いた。
次回は手を喰いちぎられます?