イタリア・フランス回想記(2003年12月27日〜2004年1月1日)17です。
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バチカン市国を出て(やはりどのあたりで出国したのかわからなかった)、テヴェレ川沿いを歩いていたら、サンタンジェロ城へ続く橋のところにたどりつけた。
昼と夜でこんなに印象が違うなんて驚きだ。城はたくさんの人で賑わっていて、戦意のかけらもない。橋の両脇に立ってる聖人の石像も、ただの石の塊でしかなく安心する。
友人と私も、むこうから来る人たちや同じように城へ向かう人たちの波の間を進んで橋を渡った。
城の中へ入ると薄暗く、石の階段や壁はごつごつしている。小さな部屋がたくさんあり、サーベルなんかを展示してある部屋もあった。
カフェもあった。小さな部屋の一つが売り場になっていて、通路の端にテーブルとイスがある。そこでお茶したらローマの街がよく見渡せた。天気が少し崩れていて、よどんだ雲がサンピエトロ寺院の上のほうに見えた。
ほんとにバチカンはなんて小さな国なんだろう!住人はどんな人なんだろう?クラシックショコラを食べながら素朴な疑問に浸った。
城の屋上に行くと、城の名前の通り、天使がいた。
その時頬にぽつり、とあたったので、友人に雨降ってきたよと言ったら、ぜんぜん気づかないという。おかしいな。周りを見渡しても確かに誰もそれらしい反応をしていない。
たしかに1滴あたったと思ったんだけど・・・。
次回はたしか「再びスペイン広場」です。すみません、3年前のことを記憶だけをたよりに書くのはたいへんなんです。日記つけとくべきだったよ。
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