イタリア・フランス回想記(2003年12月27〜2004年1月1日)vol.19です。
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折りたたみ傘を、私が持つから、いや私のほうが持つから、と奪い合いをしながら仲良く?あいあい傘しながら二人でテヴェレの河岸を歩いて進んだ。
すると、なにやらとんでもなく豪華な建物のところまで来た。
二人で、これなに、これなに、これなに、と聞きあった。資料でもみたことないし、でもこんなに豪華で大きいのだから、きっとなにか有名で重要な建造物に違いない。
でもなんだか宮殿みたい。
宮殿だ宮殿だ。
そう言いながら、橋を渡ってテヴェレの反対側へ歩いた。
その夜、ホテルに帰って地図で調べたら、【最高裁判所】だった。
実は私、出発前に「オテルドパリ」を見て、「パリの高級ホテル」と勘違いした人のエピソードをどこかで見て、
「何言ってんの?!オテルドパリって言ったらパリ市庁舎だよホテルじゃないよ!!」
と思ったものだが、このときの私は、ローマの最高裁判所を宮殿と思い込んでいたので、このオテルドパリの人と同類である。
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