ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*真夜中のトレビ

hotakatachibana2006-11-08

イタリア・フランス回想記3。

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スペイン広場を後にすると、コンドッティ通り(思い出した)を来た通りにたどり、大通り(デルコルソ?)に出た。

これはコンドッティ通りにある伝説のカフェ、カフェ・グレコ前にたたずむ友人です。

ここの塔まで戻ると、さらにその先へ進む。

トレビはどこだろうね。それらしい看板もないし。でも地図だとこっちの方角・・・。

すると、つきあたり、聖エマニュエレ2世記念堂に!迫力!夜の写真がないのがとても残念。

そこを左に曲がり、バールの前を通り過ぎて小道に入り込んだ。とたんに人けがなくなり、石造りの高い高い建物の上からは何体もの石造が私たちを見下ろしていた。真夜中にまさかこんな風に歩くことになるなんて。二人じゃなかったらできなかったと思う。

少し歩くと、友人が「着いたみたいだよ」と言った。



トレビの泉!



それは角を曲がったら水の音と柔らかい光とともに突然現れた。
スペイン広場同様、夜中にもかかわらず人で賑わっていた。照明が石造りの重厚さに、より深みをもたせて、水の音と賑わう人々のざわめきが耳に心地いい音になっていた。


(とうとうきちゃった・・・)

もうぽかんと見てるしかない。はっでもコイン投げないと。

友人に写真を撮ってもらおうとしたら、周りに陽気なセニョールたちがたくさんたっくさん集まってきて、ィエーィと言うセニョールたちとなぜか一緒に写真に納まった。よって写真に写った私は非常に引きつった顔になった。ィエーィ・・・



もうすでに日付が変わろうとしていた。
トレビの泉は正面・真横・間近といろいろな角度から見ると違う味わいがあってよい。
でもそろそろ眠くなってきた。でもまだここにいたい。トレビの泉には不思議な魔力がある。


コインを後ろ向きに投げて、またトレビにこれますようにと願った。

アリヴェデルチ!




ティアドロ・ア・ラ・カルト番外編

バール・・・カフェのこと。地元の人々にはとても身近な存在で、1日の節目節目をバールで過ごすのだとか。

アリヴェデルチ・・・イタリア語でさようならの意味。