イタリア・フランス回想記(2003年12月27日〜2004年1月1日)vol.22です。
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目が覚めると友人はもう身支度始めていた。私は起きるのが辛かった・・・。
仕事後、ほとんど眠らず飛行機に乗って(飛行機の中で寝て)ローマまでやってきて4日目の朝、ローマで毎日楽しくはりきってしまったため、だいぶ疲れてきてた。
でも、10時だいにはベニスへ発つためにテルミニ駅にいるはずだったので、それまでに最後のローマを楽しまなくては!と気合いを入れてノーブルなべッドから転がり出てノーブルな部屋を横切った。
ホテルライフもなかなか快適に慣れてきた。もともとホテルの部屋というものが好きなので、世界のホテルに泊まり歩くのも夢だったので、このときは夢の第1歩だった。いずれはリッツにも泊まると友人に言ったら「すごいねー」と他人事だった。じゃあせめてパリに着いたらリッツのティーラウンジで一緒にお茶しようよ。
友人も私もそれぞれ動き回って、そしてまだ暗い中ドアを開けて、ホテルの廊下へそーっと出た。
3日3晩何もなくてよかった。何かあるとしたら、つまり私がべッドから落ちるってことなんだけど。あと脚で周囲の物や隣のべッドで寝てる友人を蹴り上げるってこともなんだけど。
ローマに到着した夜、なぜか友人が「もうちょっとくっついて寝ようよ」と言ってべッドを移動させて近づけた。そんな。まずいよ。あなた私の寝相の悪さを知らないのよ。
私は「べッドメイキングした人の絶妙なべッドの配置に準ずるべきだって。勝手に動かしたら怒られるかもよ!」
と言って去らせた。べッド動かしたくらいじゃホテルの人は怒んないだろう。もし誰かが怒るとしたら、べッドを寄せて私に接近して眠ったときに蹴られる友人である。
そんなことを考えながらエレベーターで1階へ降りた。
外に出るとまだまっ暗!6時だいだったと思うけど、とにかく暗かった。
トレヴィの泉にもう一度ということで、今度は近くまでバスに乗ることにした。ホテルを出てすぐのところにフェルマータがあったので、そこで待ってたら間もなくバスが来た。
歩いて行けるとこにもわざわざバスに乗って移動してるのが観光してるぞと言う気がしてわくわくした。また、地元の人と一緒になれてうれしかった。
トレヴィに着く頃には夜も明けるでしょ。
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ティアドロ・ア・ラ・カルト番外編
フェルマータ・・・バスストップ。停留所のこと。