ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

貴公子とお茶会3

猫日記261。
失敗しない店選び26。
貴公子のいる日常14。
夏のノスタルジア28。
茶日記48。







N貴公子は、赤ちゃん子猫の時に兄弟猫達と一緒にいたらしい。




その兄弟猫達を
お花関係のお仲間さん同士で1匹ずつ分け合ったのだそうだ。


そうして皆貰い手がついて、N貴公子はオーナーさんに貰われこのお店に。


N貴公子の兄弟達の現在の写真を見せてもらったけど、色や模様も似ている。
顔立ちも似ている。


でも、N貴公子が一番可愛いと思われた。






N貴公子は、このお店でだけ飼われてる子で
基本的に屋外には出さないんだって。


しかし
子猫時代に20回くらい脱走を試みているらしい。





アクティブな子猫時代だ。





1回自宅に連れてった事もあるらしいんだけど、
自宅の方で飼われている犬達に馴染めなかったんだって。
犬達の方はN貴公子に友好的だったらしいけど。





ここの物件、通りに面した建物はいろんなお店が入ってるけど、
裏の方に庭付き一戸建てがくっついてる。




私最初オーナーさんに会った時、
ここの物件の大家さんかもしれないと思ったんだ。
(私が出会う人はそんな人が多いから。)



でもここの店舗は賃貸でお店としてのみ借りてるだけで、
自宅は全く別のところにあるんだって。
大家さんではなかった。




ちなみにご実家は神楽坂だそう。



昔はビル1棟まるまる実家だったらしいけど、
今は上の方の階を売ってしまったとの事。


やっぱりそういう感じなんですね。
私が知り合う人は物件持ちが多いからなあ。


でもオーナーさん、自分は相続しないで
妹さんに全部あげたっていってた。
妹さんは医者で、開業医やりたいっていった時に開業資金としてあげちゃったそうな。







オーナーさんと私が話し込んでる間も
N貴公子はガラス張り近くで店番。






N貴公子 スースー•••。←いつも通り寝てるだけ。







オーナーさん、私に
会社員に戻るつもりはないの?って聞いてきた。



うーん•••。
私まるまる1ヶ月とか人類と話さなくても平気なくらいの人だから
(実際はお店の人とか業者の人とか誰かしらと少しは話してると思われるけど)、
断絶されてる感じが辛くなって会社員に戻るとかはないなあ。







15年くらい前かな。
ネット上でとあるエピソード読んだんだけど。


ある人が起業してうまくいったから、
自分の兄弟にもやり方教えて起業させたんだって。
そしたらその兄弟の人もうまくいっちゃって、
会社員辞められたらしいの。

そしたらもう生活は自分の自由にしていいし
お勤めしなくてもお金はあるしで兄弟二人共
順風満帆になったんだって。

少しして、後から教えられてうまくいった方の兄弟の人が
「こんな生活耐えられない。」
って言ってそのうまくいった仕事やめて
会社勤めする生活に戻っちゃったんだって。



それ読んだ当時の橘 「は・・・?」



当時の私は正社員で相当働いてたから、
自由を手に入れた人の気持ちがわからないのかも
とも思ったんだけど・・・。



いまだにそのお勤めに戻った人は異常だと思ってるからね。



しかし、実際はそのお勤め戻った人みたいな人の方が多いんだよ。
(会社員辞めて自由とお金を手に入れる人は少ないと思うけど。)






私いままでいろんな人から、
お金と時間がたくさんあったらの話を結構たくさん聞いてきたんだけど、
皆揃いも揃って

「旅行に行きたい。」

って言うんだ。


でも私は知っている。
皆揃いも揃って、旅行を楽しめないという事を。


楽しみ方がわからないというのもあると思うんだけど、
自分で計画を立てたり自由に考えて実行するというのが出来ないらしいの。
人生における企画が出来ないんだよ。


企画というと大げさに聞こえるかもしれないけど、
日常での小さな事、
たとえばこうしてブログのテーマや内容を考えるのもひとつの企画といえると思う。






お金と時間がたくさんあったら旅行、の人達は
なんで旅行というのかというと、
他に何も思いつかないしそれが最適だと思ってるから旅行と言ってるだけで
ほんとに旅への欲求が強いかというと実はそうでもない。


あと、実際自由に旅行となるとどうしていいかわからないので、
こういう人たちはツアーとかで旅行するのが向いている。


つまり、目の前に自由を突き出されても落ち着かないんだよ。
誰かに決めてもらって、
もしくはあらかじめ存在するひな形通りに行動するのが合っている人達なのだ。





先に書いた後からうまくいった兄弟の人も同じで、
朝起きたらてきぱきと会社行く支度をし、
あわただしくもいつもと同じ電車に飛び乗って通勤する。
会社についたらいつも通りコーヒーでも飲みながら
決められた仕事をスタートする。
そういう生活が落ち着く人の方が多いらしいよ。



だから
かえって自由だったり
延々と続く自分の時間だったりを与えると
気の毒なのかもしれない。



私にはわからない思考だけどね。



とはいえ。



なんか面白くて割りのいいバイトがあったら
してみたいなとは思う。



オーナーさんはいろんなツテがあるようだった。