ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

こんな会社がパリとかN.Y.とかまかり通っていいわけない2

モデル発見記10。






当時
誰も見つけられない様なあんなモデルをみつけた時、
これは偶然、運がよかったんだと思っていた。



ここの関係者の人達はよくモデルを探していた。
その人たちが驚くくらいだから
ああいうモデルを見つけてくる事は
基本的に至難の業なんだよ。



しかも私、相手がどういう容姿してるかほとんどわからず声掛けたんだ。


こんな奇跡みたいな事、
ほんとにただただ運がよかったとしか言いようがないんだけど・・・。



これはおそらく私が生まれ持った何かなのだ。




この時はたまたま
”モデル探し”
であったけど、
全然違う業界の全く異なる業務において
似たような事が何度もあった。


それは10年経っても20年経っても起こった。



最も適した人を最も適したタイミングで連れてくる。
それが私の人生に起こる事であり、やるべき事なのだろう。






ちなみにT田さん、このモデル発見に関してミーティング前に
社長や他幹部クラスの人に
私の事を話したらしい。



だからそういうのいいのに。



そもそもあの日、T田さんの協力がなかったら
声掛けただけで来てもらえなかったし。


それに、T田さんはあの日私を一人にして自由にさせてくれた。


私が最も本領発揮出来る為の条件は、
必要なものを全部与えられた上で一人で放っておかれる事。
そして必要な時に手を差し伸べてもらえる、それが一番うまくいく。


T田さん、もしそれ分かっててそうしたんだったら、
それはかなり出来るT田さんですわ•••。



大抵の人は手取り足取り私に関わりたがるからね。







普段から社長と幹部クラスの人達が集まって談笑している時、
私の話題で盛り上がっている事が多々あったらしい。


「ほんと橘さんて面白いよね。」


わはは、と、とても楽しそうだったのだと言う。




ちょっとよくわからないです。
私基本あんまり無駄にしゃべらないですし、
何が面白いんだか。



そして、そんな状況をうらやましいと思ってる人達もいたんだけど、
それもちょっとよくわからないです。


会社で上の人にやたら気に入られようとする、
そのメンタリティが
私には昔から無駄に思える。





T田さん、社長と
仲良かったみたいなんだけど
こんなやり取りをしていたらしい。




T田さん 「橘さんをうちの部にください。」

社長 「だめだよ。やらない。」


おんなじようなやり取り、
この時から10年後くらいに他の会社でも見た。




いつの時代でも同じ橘 (私は貴殿らの所有物じゃないです。)←クール&ドライ。




そして、T田さんと社長は


T田さん 「僕が直々に育てますから。」

社長 「だめだよ!俺が育てるんだよ。」



というやり取りもしていたらしいが、
その時すでに19歳橘はどうやってこの会社から去ろうか考えていた。


それに、私を育てたところでどうにもならないよ。
むしろ長くいる社員さんを構ってあげてください。




私は社長直属のところに主にいたんだけど、
そこにいる社員さんは長く社長と一緒に仕事してきた人達なの。
つまり社長に直々に育てられた人達なんだけど、
私はどうしても好きになれなかった。
詳細は後日。





そもそも。
凡人に私は必要ないです。


私は同じ空間に存在しているだけで人にインスピレーションを与える存在だよ。


しかしその人の持っているものに準ずる。


ダイヤモンドを持っている人には
ダイヤモンドと同等のものを。

10円玉1枚の銅しか持ってない人には
10円玉1枚の銅と同等のものを。



鉄くずしか持ってない人間が私に近づいたところで
金の延べ棒と同じ価値のインスピレーションなんか得られないんだよ。
なんか楽しいな、心が満たされるな、程度で終わりだよ。



ここの会社の人だけがどうとかいうより、
ほとんどの世の中の人には私は必要ないでしょう。






それに、そんな人達と接してると具合悪くなってくるんだよ。
実際、この会社と関わってる時(他でもだけど)すごい具合悪かった。


私がこの会社に来たばかりの頃にいた同じような手伝いの若い人達、
ほんとあっという間にほとんどの人がいなくなったんだけど、
「具合悪くてこれなくなった。」
っていう人が結構いたの。


ただの言い訳や嘘みたいに言う人もいたけど、
超正直者だと思うけど?!


あー!!私もその人達みたいにさっさと去ればよかったんだよ。
もっといいバイトが当時の世の中にはたくさんあったはず!