ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

オーバーナイト法こそ正義

失敗しなかった料理日記27。


私、昔からピザ生地作る時フライパンで焼成してたんだよね。


ナンも。


だってうちのオーブンレンジ(旧)で焼いてもおいしくないんだもん。







だったらパンもそれで良くない?!










好きな形に成型出来ないのは残念だけど、
おいしいにこしたことないから。



私が何年も前から作ってるのは、
究極に手間がかからないパン。


時間ない人が
家で作って食べる分には
プロの様なクオリティを突き詰める必要がない。


ポイントは都度焼き立てを食べられると言う事と
生地を保存しておけると言う事。



つまりオーバーナイト法。




材料は強力粉•イースト•砂糖•塩•水

これだけ。




これは、使うイーストも小麦粉300グラムに対して1グラム。
発酵は冷蔵庫の中で15〜20時間かけて行う。



たいしてこねないからホームベーカリー持ってない人でもラクに作れるし、
出来た生地は1週間冷蔵庫の中で放っておける。



私の場合、1週間はイーストがもたないと感じるので
だいたいいつも4〜5日で食べ切るようにしてる。
これはパン生地を保管する環境にもよると思われる。


オーバーナイト法にする場合は、
乾燥するので常に濡れ布巾をボウルに被せて
そのうえからラップも被せておく。


ボウルにくっついた生地は乾燥して食感が悪くなるので
取り除きます。







あ、パン食べよう






と思ったタイミングで
必要量を生地の塊から切り出してくる。
(ブチッとちぎらずキッチンばさみなどでカットします。)



カットしたところを下に仕舞い込むようにしてフライパンの上に平に伸ばして成型。
蓋をして2次発酵。



急いでいる時は2次発酵せずにそのまま焼きに入ってもちゃんと焼き上がるけど、
2次発酵した方がおいしい様な気がする。



強めの火力で一気に焼き上げるので、
火加減難しい。
下手すると焦げる。
でも焦げてでも強めで焼いた方がおいしく焼き上がります。
焦げは取り除いて食べてね。
だんだん焦げない様に焼ける様になるさ。





このパン、焼き立て超おいしい。

しかしこのパン、ほんとに焼き立てしか美味しく
ないんだ。








そこで私は改善案を探した。



そしてそれは水の半分量を牛乳にかえる事だった。




下記レシピです。



強力粉300グラム
イースト1グラム
砂糖3〜10グラム(お好みで調整)
塩3グラム
水150cc
牛乳150cc




•••これ、トルコパンのレシピじゃ。



本場のトルコパンは食べた事ないけど、
絶対美味しそう。





ちなみに私はイーストは赤サフ使用。
赤サフはリーン生地向きで、
糖度が高いと発酵が妨げられると言われてるけど
シュトーレンみたいなパンに使っても特に不便は感じなかった。



金サフも使った事があったけど、特に違いがわからないなー。
素人のパン焼きにおいてはなんのイーストでもいい気がしている。



うちには赤サフが大量にあった。



実家に半分分けたのに、使い切れない。
たぶんそんなにパン食べなかった上、
使っても毎回1グラムずつとかだからだ•••。



ちなみに上記レシピですぐにパン食べたい場合は
イーストを5グラムに変更して
オーバーナイト法にもせず
常温で40分発酵させる。
ホームベーカリー持ってる方は
発酵機能使うとより時間短縮出来る。



強力粉はリスドオルみたいなのじゃなくても
普通にスーパーに売ってるのでもいいんだけど、
ものによってはあまりおいしくない。



モルトパウダーを添加するとおいしくなる。
ピザ生地やバゲット作る時の方法だけど、
上記レシピに加えても。


もっちりしたパンにしたければ
グルテンパウダーを添加。
入れすぎると味が変わってしまうので注意。



作り方。



熱湯150ccに冷蔵庫から出した冷たい牛乳150ccを加え、そこに砂糖も混ぜる。
すると35度〜40度くらいになる。
そこにイーストを投入。
(温度が高すぎると菌が死ぬので注意)
ぬるめの方がイーストがよく溶けて発酵も促され、
さらに砂糖がある方がエサになる気がするから。





よくかき混ぜて放置。





その間にボウルかホームベーカリーの容器に強力粉と塩を入れ、
よくかき混ぜる。
塩とイーストを別々にする事で発酵力を落とさない。





とはいえ、最初から全部の材料をいっしょくたに混ぜても作れるんだけど、
馴染みにくい赤サフを使うなら
結局この作り方が一番ラク




強力粉と塩にイースト液を全部いれる。




ホームベーカリーの場合は
こね機能使う。




ボウルの場合は
木べらで混ぜる。
まとまってきたら、
余裕のある方は手でこねる。
こねなくてもまとまってればとりあえず発酵に入ってOK。
発酵過程で馴染んできた時にパンチを入れるついでに混ぜるとラク




発酵後、食べたいタイミングで必要分を切り出してフライパン上で成型。
2次発酵、焼く。



なんて簡単なんだ。
しかも常に冷蔵庫の中にパン生地が待機してるという謎の心強さ。


忙しい人のパン焼きはこれだね。