ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

お茶会の顛末3

とはいえ。


この二人(資産家の人と秘書の人)は
とても優しく気さくに話してくれたので
あんな短時間に結構色々な世界を垣間見れて面白かった。
珍しい感じの富裕層だと思うよ。




同じ富裕層でもいろいろな人がいるらしい。





とある富裕層の人達。


都内の一等地に庭付き一戸建ての家を昔から構えて暮らしてるのに、
誰も働いてないというおうちもあるのだそうだ。

じゃあそこの人達は普段何してるのか聞いたら、
ひたすらテラスで絵を描いているのだとか。


芸術活動してる一家なんだね!


・・・と思いきや、趣味で描いてるだけで仕事とかではないらしい。


彼らの
収入源は謎。
日々何を思って生きているか謎。
存在自体謎。


なのだそうだ。
これは私が直接会ったわけではなくて
しかもこの資産家の人達とは全く別のところで人づてに聞いただけなんだけど、
そういう人たちもいるのだとか。







私が会った事ある人達は皆
あくせく働いてるわけではなかったけど
仕事はいくつか持ってたな。


その中でも、このお茶会の顛末日記に登場する資産家の人は
たぶん桁外れに裕福だ。



まず買い物は、外商が自宅に商品持って来てそこでする。
(たまに日本橋に出向く事はあったらしい)


食事は外食ではなく、
本人が認めたシェフや料理人を自宅に呼び、
そこで作ってもらう。


自宅室内には、アンティークや絨毯や
私には価値の分からないものが多数。
(一部の骨董品については本物がどういうものか少し教えてもらった。)


飼い犬のシャンプーも自宅へトリマーを呼んでやってもらっていた。




この資産家の人、
経緯問わず急に成功して六本木とかに住んで
物の価値のわからない生活をネットで公開している様な人達を毛嫌いしていた。


当時はユーチューバーとかが登場する前の時代で
SNSもそんなに発達していなかった。


それでもブログは存在していたしツイッターも存在していた。


そこで公開されるそういった人達の、
お金はあるけどいまいちな様子に心を痛めて
むしろ信じられないと思っていたようだ。


この資産家の人が彼らを嫌だと思うポイントは、

経緯問わず急に成功したというところでも
六本木に住んでいるというところでもなく、

物の価値がわからず品のない扱いや振る舞いをするというところだった。





そういえば、この資産家の人とは別に
一生あくせく働かなくても暮らしていけるという人もいて
知り合った時にかなり話した事がある。

上記の資産家の人や秘書の人と知り合った時から
時代が少し後になるけど、
この人も、成功して六本木に住んでるような人に対して否定的だった。
(仕事で会った事があるみたいだった。)

この人がそういう人達に感じる嫌なポイントは、
礼儀がなっていなくて常識もない
というところだったみたい。

同じ六本木住み成功の人でも
いろんな人がいると思うんだけど、
そういう人ばっかり見てたらたしかに嫌になるかもしれん。



あと、この人はSNSとかで
自分の生活、特に食事内容を記録したり公開したりする事に嫌悪感を抱いていた。
(食事内容記録するのはセルフィーと病院くらいだ!と言っていた。)



たしかに桁外れに裕福な人はそんな事しないな。



それに、裕福な人達は超いい物を食べてるけど、
それが必ずしも映えとは直結しない。
なんか一般人が見たら

みたいな食材とかあったりする。



このあくせく働かなくても生きていける人はそこまで裕福ではないかもしれないけど、
本物の富裕層に思考を似せて生きている様なところがあった。







そして時代は流れ・・・
今。


もう自分のライフスタイルや外食の記録、
お料理をアップするのなんて常識というか
エンターテイメントになってる。


そんなつもりはなくても
自慢ととらえられたり、
嫉妬されたりというリスクはあるものの

本人も見てる人も楽しめるならもういいような気がする。



ちなみに私のご飯は超普通のご飯なので、
誰も羨ましいと思わなそうだから無害
しかしあんまり有益でもない為
あげすぎるのはよくないと思っている。