ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

姑職場2・喜劇

実はこの姑気質の職場、当時知人の紹介で入ったとこだったんだけど、
その知人がこの会社の偉い人と知り合いだったらしい。



それで
当時ちょうど仕事探してた私に、やたらこの職場を推してくる。
私が自分で仕事探ししようとするとやたらと必死になって妨害してくる。




その理由はこの職場に勤務してみて気付いた。
これ意味深エピソードだから、そのうち日記にしましょう。




当時のこの知人、
あまりに熱心に進めるし、
会社の規模とか待遇もわりとしっかりしてるし、
とりあえず入ってみる事にしたの。



そんでこの知人、やたらとその偉い人の事も推してくる。
何かあったらその偉い人に言うように、と相当念押しされた。
つまりその偉い人を切り札に使う様に誘導してきてたんだよ。


私これおかしいと思った。
そこで勤務し始めたら
一介の従業員でしかない私が
何かあったからといっていきなりその偉い人を頼るのは普通に考えてありえない。


だから、その偉い人の存在すら普段忘れていて、
先輩達の在庫品持ち帰り事件の時も
その切り札とやらを使おうという発想にすらならなかった。
私はこの切り札とやらを入社してから辞めるときまで使う事がなかった。



ちなみにこの知人、
いろんな意味でダメな人。
それは最初からわかっていた。
でも、それとそこの職場とに因果関係はないだろう、
と思って、どういう職場かは実際に働いてみないとわからないと思っていた。


勤務してみて気付いた。
ダメな人が紹介する職場は
やはりダメな職場です。


これに懲りて、
そこ辞めた後は二度と誰かの紹介とかで
仕事見つけないようになった。

紹介してくれる人にもよりそうだけど、
私はすっかり懲りてしまった。


この知人とはその後連絡絶った。






私、ここの職場辞めるまで結構時間かかった。


その間、この職場のありとあらゆる人見てて、
どうしたらそうなってしまうのか全く理解出来ない、という事が多かった。


昨日の日記に書いた、職場の在庫品持って帰る先輩達もそうだけど、
特にその中でも私を閉じ込めた先輩とその同期の人達数人が一番最悪だった様に思う。


その先輩達は全員違う系統の人達だったのに、同期同士仲良くやっていた。
その先輩方、皆私とも仲良くなりたかったらしいけど、
私はなんで仲良くしなきゃいけないのか不明だったので、
特に好意的に接したりはせず、先輩•後輩としての距離はしっかりとっていた。



その中で、こんな人見たことないというくらい異様なものを感じる先輩がいた。



その人(女性)、死んだ魚みたいな目をしていた。
私はそんな人実在するんだ、と当時かなり驚いた。
そして常にイライラしてて、機嫌悪い。
何かあると周りに当たり散らす事もあった。


ていうかその職場の人達って一部の人除いて皆基本怒ってたんで、別にその人に限った事ではないが。



そんな人達ばっかりだと、余計私は浮いてしまう。



「橘さんって全然イライラしないね。優しいし怒る事あるの?」


これはしょっちゅういろんな人に言われていた。



毎日毎日仕事中ずっとイライラしてる方が異常だし、
この職場の人達みたいに怒ってばっかいる方がへん。
しかも、
私は周囲の人が雰囲気で勘違いするだけで、けして誰にでも優しい人じゃない。



で、そのひときわイライラして機嫌悪い先輩だけど。
この人と同期の、私を閉じ込めた先輩とは違ったタイプの厄介な人だった。



この先輩が本気で人をいじめたら、相当高圧的で相当性格の悪さ全開で相手にダメージ与える事が出来る。
結構頭も回る人だったんだよ。
職場の様な狭い世界で敵に回したら相当手強い。



私と同じ仕事してた同期4人のうちのわがままな女の子が、
何かのタイミングでこの先輩は相当やばいと気づいたみたいで
急に仲良くする方向性で接していた。



そしたら、この先輩がその同期の女の子の事をベタ褒めするようになっちゃって。



こういう先輩、懐に入ると相当よくしてくれる。
同期の女の子の変わり身の速さには驚いたけど、
本人の自由なので、お好きにーと思っていた。



私はというと、絶対に仲良くしたくない。
私はこの同期の女の子よりも先に、
この先輩が相当危険だという事は気づいていた。



でも、なんの魅力もないどころかむしろ人に好かれない、
あきらかにこの職場以外のコミュニティでは生きていけなそうな、
しかも死んだ魚みたいな目をしてる人間とかかわりたくなんかないんだよ。


しかもこの先輩、なんとなくそれまでの人生で人から愛情あんまり受けてきてない様な感じがした。
こういう人だから愛情受けれなかったのか、
愛情受けれなかったからこういう人になったのかはわからない。
可哀想に。でも多くの人が嫌なものは私も嫌なんだ。


実際その先輩、職場でも皆と仲良くしているようでいて実は誰からも好かれてなかった。


この職場の人達、
表面だけ仲良くするんだったら、いっその事普通に接すればいいのに。
本人も職場だから表面だけ仲良くしてもらってるだけで
ほんとは自分に難があるという事に気づかないのはなんでなんだろう。
気づいてるけど認めたくないとかかな。



私が好意的に接してこないと気づいたその先輩は、私へのあたりが強くなった。
予想通りだけど、仕事やりづらいよね。(←結局敵に回した)


あんな先輩とずっと一緒に仕事してたなんて
私ある意味勇者だな。



私を閉じ込めた先輩やこの相当厄介な先輩、この人達の同期は他にもまだ数人いた。



一人、比較的話しやすい先輩が混じっていた。
この先輩達の中で、一番マシだったけど
、基本やっぱり他の人同様イライラしてる。
そして仕事の教え方がかなり雑だった。



この先輩にマンツーマンで仕事教えてもらったら、
後になって実はあれも聞いてないこれも聞いてない、
ということばっかりだという事が判明して相当困る事があった。


これは意地悪とかじゃなくて、この先輩の価値観というか、性格。
なんで自分がそこまでしてあげないといけないんだ、みたいな考え方。
だから教え方がてきとうで雑になる。


私の同期の一番善良でおおらかな性格の女の子がこっそり教えてくれたんだけど、
この先輩は誰に対してもこうだったそう。
私にだけというわけでもなかったらしい。


それなのに私がこの先輩を比較的マシだと思ったのには理由があるの。


この職場の人達って、うまく皆に馴染んで仲良くしてる人は難ありでもOK。
そうじゃない人はちゃんとやっててもダメ、みたいな考え方が極端にある人達ばっかりだった。
だいたいどこの職場でもこういった傾向は程度の差はあれあると思うけど、ここの職場はかなり極端だったと思う。


私はあんまり世渡りうまい方じゃないし、
おかしい人とはどうしても仲良くなれなかったけど、
ここの職場は皆仕事だけはきちんとしてたから、 
そこは私もちゃんとやろうと努力してたんだ。


そしたら、その仕事の教え方雑な先輩が、
私の事をよくやってるってかなり真剣に褒めてたみたいで。


この職場の人達って、自分達と仲良くしてる人間以外は絶対褒めない人ばっかりだったのに、
この雑な先輩だけは違った。
目が相当本気だったので、ほんとに心から褒めてくれてたんだと思う。


で、この雑な先輩が、私を閉じ込めた先輩に
嫌がらせするのやめて認めてあげたら、みたいな事をかけあってるのみてしまった。



そしたら、私を閉じ込めた先輩、
「そんな事したらうちらの立場がなくなる。」
って言ってた。






これは喜劇なのかしら。






立場って•••。
そんなもの私の存在の有無にかかわらず、
人を閉じ込めたり職場の在庫品持ち帰ったりする様な人間には最初からないんじゃないだろうか。



ちなみにこの先輩方二人は同期なだけあって、普段から仲良くなんでも言い合える感じではあった。
でも、雑な先輩の方が他の同期の人達に合わせてる感じはした。
まあこんな職場じゃそうなるよな。
それに、あんな人達と同期って、不運でしかない。



ちなみに私がこの雑な先輩をまともだと思ったのは、
あきらかに浮いている私の事を本気で褒めてくれたからだけじゃない。


例の常にイライラして機嫌わるい厄介な先輩(この人も同期)の事を、気持ち悪いって言っていた。




これは正常な感覚だと思う。





それなのに同じ職場の同期というだけで仲良くしなきゃいけないなんて相当大変だったろうな。





ちなみに私を閉じ込めた先輩は、在庫品持ち帰りに対する警告が周知された際に
陰で「誰が(上の人に)言ったんだよ•••。」って他の人と話しながらイライラしていた。
反省とかもないのか。




こんな人ばっかりなのに、そんな人達を仕事仲間として受け入れているこの職場がほんとおかしいと思っていた。
そもそも上の人達もおかしかったんだけど。


ちゃんとした人もいっぱいいたけど、その人達はなんで違和感感じないのか相当不思議だったよ。
ていうかそこが一番納得出来ないとこ!



私は同じ空間にいただけで相当気分悪くなってたのに•••!


つづく。