ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

姑職場5・勇者かつ賢者かつ愚者

この会社は、若い人も多かったけど、
10年・20年・30年とずっといる様な人達も多かった。
部署もそれなりにたくさんあり、
だいたい4~5年毎に人事異動となる。


私がここにいた当時、
紹介してくれた知人とは全く関係ない知人に
この職場の事をざっくり話した事がある。
(あんまり詳細は語れなかったけど。)

そしたら


「そんな職場に長くいたら腐ったやつになってくんだな。」


って言ってた。



なんってとんでもない表現すんだとその時は驚いた。




また、この会社を辞めて何年も経ってから、
また別の知人と話している時に
会話の中で話題にのぼった事があったんだけど、
(やはり詳細は語れず)


「そこの職場、容姿の悪いやつばっかだったろう。大変だったな。」


って言われた。



この人も歯に衣着せぬ物言いする・・・と思った。




しかし私は断言できる。
知人たちの発言は真実であると。

長くいたら実際腐っていくし、
中身が異様な人間は容姿も異様だ。
これは造形の問題ではない。



ていうか知人たち、私の拙い言葉でなんでそこまで感じ取れるんだよ。









あれは、この職場を退職して1年くらい経った頃だったと思うけど、
”「人を見た目で判断してはいけません。」という思想があるのは、
見た目がその人を如実に表しているからだ”、という情報をどこかで見たの。


その時は、これはおおっぴらに言えない真実かも・・・と思っただけだったんだけど、
ほんの数か月前に「人を見た目で~」はイルミナティの広めた洗脳であり、
「見た目はその人を~」は真実であると確信した。



ちなみにこの職場、
腐ってない人や容姿が悪くないどころか
すごく容姿の良い人もいた。
(これは別の日に書く。)











この会社に長くいる様な人達は、

安定してるという価値観の仕事に就いて、
家を買って結婚もして家庭を持っても
全くいい人生じゃない。



家買った責任者の人、
しょっちゅう心底嫌そうに
一人になりたい、って言っていた。


職場でもうんざりしてて、
家に帰れば帰ったで
別に一緒にいたくない。



誰だって一人になりたい時もあるのかもしれない。



でもこの家買った責任者は
たまにじゃなくていつも言っていた。


最悪だな。


この家買った責任者の人、勤めているのがこんな会社じゃなかったらもっとましな人生送れたのに。



居場所が欲しくて長い年数かけて積み上げてきた結果、
本人が何も考えなければ職場でも家庭でも居場所はある。



でも、居場所はあってもそこに居たくないと感じるならなんの意味もない。








この職場の人達、こんな風にネガティブな本音はあんまり隠したりせずに結構口に出す。



そういった事もあって、
この職場の人達は無駄話が多い、と家買った責任者がげんなりしていた。


私は誰とも特に仲良くしなかったので、
たまに楽しく会話する事はあっても、
仕事中にそんなにしゃべってばっかという事はなかった。



ところが、家買った責任者は、
私に関しては無駄話、というか雑談が必要!と言っていた。


これは、この家買った責任者と色々話してみた事があって、その時感動してくれたからだと思われる。
いつもうんざりしてるのにその時は目が輝いて、内側から生命力が込み上げてくる雰囲気になっていた。
それでこの子はもっと皆と話をすればうまく馴染めるかもと思ったんだろうな。


私と話した人で元気になる人もいる。
場合によっては面白い話も出来る。
私と話すのが楽しいと言ってくれる人もいる。



しかし。



私の方がしゃべりたくない人達というのがいる。
これはわかる人にしかわからない問題だ。



だから同期のわがままな女の子みたいに
いくら死んだ魚の様な目の先輩がこわいからって、やたらと仲良くしようとは思わなかったのだ。
この同期の女の子、相当気が強くて誰に対しても勝気な雰囲気だったのに
この先輩に対してはあっさり同調していった。
この死んだ魚みたいな目の先輩がどれだけ
意地が悪く相当こわくて厄介だったかがわかる。




 


この職場の人達は、一部のちゃんとした人達を除いて結構異様だった。
というか、この会社の上の人達(部署にいる責任者よりも上の人達)に問題があるから
そこで働く人達にももちろん目に見えない害が加わり、
そして異様な人になってしまうという図式がなんとなく当時からわかっていた。



それなのにあの人達仕事はきちんとしてるんだよ。
他のどこの会社や業界の人達よりちゃんとしてた。



だからそういうおかしい人達から仕事を教えてもらうしかない、
そういうところが私にとって苦痛でしかなかった。


おかしいのに仕事はちゃんとしてる、もう意味わからなくなるでしょ。


会社全体としても、すごくきちんとしてるのに何か異様な感じがする。
本当に脳の機能がおかしくなりそうだった。




あんな会社で働いてた私勇者かつ賢者かつ愚者。



つづく。