ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

料理が嫌いで苦手というマダム

何年か前まで、近所に住む人達と時々集まってお食事会する事があった。
それぞれ自分でつくったお料理持ちよってね。



これ、当時勤務してた会社で言ったら、
なんで大都会に住んでてそんなに近所づきあいあるの?と
相当不思議がられた。
ていうか誰に言っても不思議がられる。



まあ、そうだけど。
うちはマンションだけど周辺は一軒家が多くて、
犬飼ってる人も多くてよく散歩してる。
歩いてる時によく会うから
そんなに知り合いていうほどじゃない人とでも普通に挨拶したり
場合によっては会話したりもする。



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食事会はだいたいいつも同じメンバーだったけど、時々人が入れ替わったりしてた。
男性も何人かいたけど、ほとんどが女性。年齢層高かったけど、大学生もいたな。



そこで何度かご一緒させていただいたとあるマダムが、料理が嫌いで苦手な人だった。
ついでにこのマダム、私の事も嫌いで苦手な様だった。



人から嫌いとか苦手とか思われてしまうのは、正直気分がいいとは言えないけど、
自分が万人に好かれるタイプかというとそうでもないので、こういう人がいるのは全然ありだと思う。
むしろ私と仲良くしようとすり寄ってくるある種の人達を気持ち悪いと思っているので、こういうマダムみたいな
人と時々遭遇すると結構新鮮な気分になるのだった。



このマダム、すごく常識的で頭もよくて根はやさしそうな方だった。



たいていの私を嫌う人というのは、私にすり寄ってきて私から適当にあしらわれたり
体よく避けられたりしたが為に、その後手のひら返したみたいに私を嫌い始める人ばかりなのに、
このマダムはそうじゃなかった。




このマダムの中に正当な理由がありそうだし、私自身思い当たるふしもあった。
だから、食事会の時もあんまり話しかけないようにして聞き役に徹してたんだ。
やたら話しかけたら嫌がらせでしかないからね。




でもちょっと話す機会、何度かあったんだ。