このコンサルタントの人にぶらさがり健康法をすすめられて、
どこで？！と聞き返した。
コンサルタントの人 「公園。」
私 「鉄棒ですか。私の場合、公園はまずいです。」
コンサルタントの人 「なんで。」
私 「小さい子供が寄ってくるからです。私、子供にすごい好かれるんです。」
コンサルタントの人 「俺なんか河原にいると子供いっぱいいてさ。」
私「 私別にたいして子供好きじゃないんです。子供の方が勝手に寄ってくるだけで。だから公園は無理です。」
コンサルタントの人 「このあいだなんか一緒に草野球しちゃったよ。」
公園でぶらさがる事を拒否する為の話をしてたのに、
この人は子供にどれだけ好かれてるかの自慢のしあいみたいな会話をし始めた。
この人には、子供から好かれるといい人、みたいな思想があるらしかった。
そういう人多いけど、傾向として女の人に多い気がする。
この人は、もしほんとに子供に好かれてたとしても、大人からは相当嫌われてる（特に３０代・２０代とかの若い世代に）。
それで自分の事をいい人と思い込もうとしても無理があると思う。
そもそも本当に子供から好かれてるか怪しい。私に対抗して話してるだけの様な雰囲気でもあった。
草野球も、一部を切り取って話してるだけかもしれない。
話は私の事に戻すけど、私、それほど子供が好きではない。でも別に嫌いなわけでもない。
普通に可愛いと思うし、若い、というか幼いだけに心が綺麗な子が多いので（そうでない子もいるが）、
接してると清々しい気持ちになる事も多い。
でも、自分から積極的に子供に関わりにいくほど好きになれない。
これは１０代の頃から公言している。
なぜかというと、人からよく子供好きなの？と聞かれるから。
たしかに私は、子供が寄ってくるけど、自分から子供に近づいて行ってやたら子供とかかわろうとする女の人たちとは
目的が違うよ！
公園いると、お母さんと一緒に遊びにきている小さな女の子が、吸い寄せられるように私のところに歩いてくる。
小さな女の子は可愛いけど、私はむしろお母さんと世間話します。
電車のってると、たまたま隣の席に赤ちゃん抱っこしたお母さんとお父さんが座ってて、
赤ちゃんが私を直視しているので、ご両親も私もさすがに気づいて会話が始まる。
赤ちゃんに話しかけると声あげて喜ぶのでご両親もびっくりだけど。
あと行きつけの店に毎週行くと、必ず同じ家族連れに遭遇する。
お父さんとお母さん、小学校低学年くらいの男の子。
初めて居合わせた時、ご両親がお店の人との話に夢中になっていて、
その男の子は私に話しかけてきた。
それでなぜかお菓子くれた。
偶然毎週居合わせたから、ご両親に、「この間お菓子もらって・・・。」
とお礼言って会話するようになった。
男の子は、お母さんから、あらあなたそんなことしてたの、と意外そうに言われていた。
男の子は、「あんまりたくさんお菓子持ってると、新しいの買ってもらえなくなるからあげたんだよ。」
という謎の理由を述べていた。
私、どっちかっていうと話しかけてきた子供の親御さんと話す方が好きだなと思ってしまう。
でも前に、親そっちのけで私の後ばかりついてべたべた触ってくる動物みたいな子もいて、
その親も見たけど、その親子には関わりたくないなと思ってしまった。
これらの出来事を以前人に話した時に、「子供たちから仲間だと思われているんだよ！」と言われた事がある。
私は子供なのか！普通に泣ける。
しかしなんでかと考えた時に、いい人だから寄ってくるという事より仲間だと思われて寄ってくるという事の方がたしかに信憑性が高かった。
これら一連の出来事は、このコンサルタントの人に話さないでおいた。
すごく嫉妬して余計関係ない話を持ち出してきそうだった。
なんでそんなに子供に好かれたいんだろう。
私、何十人という保育士の資格持っている人達と話をした事があるけど、
なんで子供とそんなにかかわりたいのだ？と不思議だった。
たしかに子供がほんとに好きで、真剣に人を育てる事に熱中している人もいるのは知っている
し、そういう人も必要だ。
今振り返って保育士の資格を持ってる人たちの事を思い出してみると、
大人に受け入れてもらうより、子供に受け入れてもらう方が簡単だからではないかと思ってしまった。
全員ではないけど、そういう傾向を感じ取れる人が何人かいた。
子供を喜ばすことは簡単だけど、大人はそこまで簡単ではない。もちろん個人差はあると思うけど。
しかし！その簡単なはずの子供たちからさえ需要がないのに積極的に子供とかかわろうとする人もいる。
このコンサルタントの人もそういうカテゴリじゃないのかと思ってしまった。
とにかく私は公園に行きたくないのでぶら下がり健康法は拒否。
筋トレのみ家でする事になった。
