ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

弟子にされそうになった話<依頼その2編・コール音>

hotakatachibana2018-12-11

依頼その1は大成功だったけど、ここからが失敗しかける話。依頼内容、持ってっちゃいけないところに、持ってった。


そんな話。






その人にメールで依頼しても返信来ないんで、電話する事にした。


携帯電話へコール・・・。

本当にこの人、いつも電話に出るまで数コールかかる。







さらに数コール。
出ない。


無視かしら。でもただの不携帯電話かもしれないし。いやそんなはずはないだろ。他のお客さんもいるんだから。



小坊主からの仕事の依頼だよ。電話に出るんだ。



さらに数コール。


なぜ出ない。




鳴り続くコール音聞きながら、かけなおすか、とため息ついたその時。


・・・出た!




電話のむこうのその人 「なんだ。」


私 「お願いしたい依頼があるんです。」



第一声からなんだとはなんだ。しかもわざと不機嫌そうにしてんなこの人。



電話のむこうのその人 「あのなあ、俺の仕事はたった数日で終わったんだよ!おまえ成功しただろ?他に何があるんだよ。」





まあ聞けや。先日の依頼の成功により、さらにうまくいかせたい別件について考えた。



と、小坊主らしく伝えた。




電話のむこうのその人「お前みたいなやつに付き合ってる時間はねえんだよ。」



もう1件くらいいいじゃん。
私はさらに頼み込んだ。




電話のむこうのその人「そうやって頼まれたら、俺が断れると思うか?」

私「思わないです。」




その人「ふざけんなよ小坊主!!」 ←相当すごまれた。超こわい。





まあ聞けや。依頼内容は・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・って事です。
小坊主は詳細を説明した。





「おまえ、人生かけてんな。」

「当然。」

「よし気に入った。その依頼受けてやる。」


「やったー!!」


「ちくしょう!!」


その人は、心底悔しそうに毒づいていたが、内心嬉しそうにしているように思えた。



おそらくこの人は、頼られるのが何より嬉しい人なのだ。実際、この時の私は頼っていた。依頼その2もうまくいく、そう信じて疑わなかった。