ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

弟子にされそうになった話<依頼その2編・助けてやってもいい>

hotakatachibana2018-12-17

また電話面談の日がやってきた。通話が始まってすぐ、突然私はとんでもないことを口走り始めた。


私 「もし今後困る事があったら、今度は私が助けてあげますよ。」







電話のむこうで、その人はぶちぎれそうになっているのがわかった。この人は助けてもらうとか、プライドが許さない人なのだ。



その人 「どうたんだ、急に。」



その人は相当怒りを抑えているようだった。まあ、こんなこと言われた事ないだろうね。かつては社長として組織の上にいて、皆から恐れられてたのだろう。今は今で、場合によっては自分の顧客を相当厳しく叱っている。



誰も恐くて余計な事を言えないと思う。



しかしこの当時の私はそれが余計な事でもなさそうということをわかっていなかった。つい口が滑ってこんな話の流れになったと思っていた。





私 「有事の際には蜘蛛の糸を足らして救ってあげようと思って。」


その人「縄ばしごにしてくれ。」





私「縄ばしごにナイフで切り込み入れといていいですか。」





その人「ふざけるなよ!!」




私の余計な会話に怒りを抑えて話を合わせたのに、結局最後には怒っていた。



その人「冗談言ってる場合じゃねえんだよ。せっかく俺が・・・ぶつぶつ。」



この人は私が弟子フラグをことごとくスルーしていたことが、心底気に入らないようだった。



だって私の方が1枚うわ手なのに、弟子とかやだよ。ちなみに、この当時はティッシュペーパー1枚くらいうわ手だと思っていたけど、そんなことなかった。


バスタオル数百枚、羽毛布団数千枚かもしれない!!





この人は、他人の相談にのる職業だが、自分の人生における問題は解決するすべをもたない。


現在の私は、この人のかかえる人生の悩みを解決する方法を知っている。この当時は全く知らなかったけど、助けてやるよ発言はあながちただの思い付きではなかったということになる。




だから助けてやってもいいと現在も思っている。


とりあえずこの当時は、まずは私の依頼その2だ。