ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

弟子にされそうになった話<依頼その1編・解決>

hotakatachibana2018-12-08

その人と電車で一緒に帰った翌日から、私はすぐに教えてもらった通り行動し始めた。


実は、この人がこの時の私に必要な情報を偶然持っていて、私が依頼した事でその情報を得ることが出来た、それだけ。当時の私は気づいていなかったけど、この事には深い意味があった。今年になって、その意味を知ることとなったけれど、全てが常識で考える事が出来ないほどの絶妙なタイミングだった事を踏まえて考えると、非常に納得した。



この時の私は、そんな事全く知らなかったけれど、それとは別にこの人から得たたった一言の情報にはこの人の人生でついやした貴重な時間と労力がのっている、そう思って、敬意を払って行動する事にした。


この情報を最大限に生かす方法も教えてもらったので、その方法通りに行った。



そしたら、たった数日で解決へと変化した。




私はメールでのお礼にはざっくりとした報告しか添えなかった。数日後、再度同じ駅で待ち合わせて、同じカフェで会うことになっていたから、その時に直接話そうと思った。



あと、不思議なんだけど、この時くらいから、この人にメールを書けば書くほど、脳の回転が止まるような感覚になった。なんにも言いたい事が伝わらない内容のメールしか送れない。この当時はなぜかはあまりよくわかってなかったけど、今なら理由がはっきりとわかる。


ちなみにメールのやり取りで、この人が困惑しているのが伝わってきた。





弟子問題もあった。



おそらく、この人は私からの一番最初の依頼メールが来た時点で、私の資質に非常に期待をよせていたのでしょう。一番最初の電話相談のときに、私の事を「逃がさない」とまで言っていた。依頼してんのは私の方なのに。おそらく、普段から自分の後継者となるような人を探していて、今までは自分のもとに訪れる人達のなかに適した人を見つける事が出来なかった。そこに私が現れたという訳だ。実際会って話してみたら、想像以上の逸材でなんとしてもコンサルタントに育てたい、シナリオはそんなとこだろう。


はー・・・。はっきり言って、私を育てたいとか側に置いておきたいという人は、コンサルタントとかそんなんだけじゃなくて、いろんな世界でいるよ。しかもみんな自分だけが私の事を理解していると思い込んでる。このコンサルタントの人もそうじゃん。しかも行動パターンがそのへんの人と一緒なんだよ。



この当時ははっきりと分かっていなかったけど、私が側で負担を軽減して差し上げて、側について学んで、さらには価値をもたらしたい人、というのは他にいて、こういう人ではない。今ならよくわかる。



また、この当時から自分がコンサルタントになるなんて、なんかおかしいと思っていた。たしかに適正があることのひとつかもしれないけれど、私の仕事ではない。私の一面だけをみて、全て理解したと思ってしまっている事と自分にとって都合の良いものを私に押し付けようとしている事、この人はそれらがわかっていない。


この人は、対・人間で直に仕事するプロで、しかも世の中のちょっと何かを学びましたみたいな人達とはたしかにあきらかに異なっていた。でも、話してみて分かったのは、おそらく私の方が1枚上手だ。なぜかって、この人、あまり鼻が効かないし、インスピレーションが降りてくる瞬間というのがあまりなさそうだった。





もし、私が弟子となってこの人の側で学ぶとなったら、この人は、時間がたつごとに私に嫉妬し、コンプレックスを刺激され、非常に辛くなるでしょう。そこまでして私を育てたいと思うか、ということだ。途中で、必ず放棄する。責任を転嫁して。自分を正当化して。



いやそもそも私はこの人の弟子になるつもりは皆無なんだけど・・・。



依頼その1は無事解決した。それもとんでもない短期間で。この人の問題解決のスキルは私にはないものだ。そこは非常に感謝した。しかし弟子に関しては由々しき問題だと思って、次の約束の日まで悶々として過ごした。