ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

ネックがネック<真の震源地編>

hotakatachibana2018-11-28

脚に違和感や、時に痛みをもたらす震源地が首や背中のある位置にあったわけだけど、じゃあその首や背中のある位置に不調をもたらすその原因は?と数年前の脚が痛くなった時に考えた。


つまり震源地の震源地、真の震源地だ。


考えている時に、首は胃腸の疲労が原因だし、背中のとある位置は腕の使いすぎが原因と気づいた。


私、昔から食べ過ぎたり自分にとっての不健康なものを食べたりすると脚にくる。全身がきしむ感じにはなるけど、最も顕著なのは脚だった。


そうなった時は2日間絶食となる。添加物や過剰な糖分が抜けるまで2日間かかるというのが私の体感。


絶食しないと回復しないくらいの不調の時、何が起こっているかというと、おそらく胃腸の不調。ものすごく胃腸が疲労した状態なのだときづいた。そんな時、きまって首の調子もおかしかった。


私にとっての食べ物の最悪な組合わせは、


糖分+乳製品+脂質+冷やしたもの。



昔からこれを食べただけで相当な不調になる。だから私、夏でもほとんどアイスクリーム食べない。


パフェとかたまに食べたくなるけど、上記の盛り合わせなので、食べたらもうその日と翌日、できればその翌日まで絶食です。食べないのが一番・・・。






私、前に数ヵ月間糖分を徹底して避けて生きてた事がある。まず、お菓子が一切食べられなくなった。飲み物は徹底してノンシュガー。料理の中に含まれる糖分のみ摂取している状態だった。


生クリームとか、一切食べられなかった。





一番最初に通ったバレエ教室は先生が2人いて、どちらも若くて細くて華奢。生徒さんと一緒に舞台に立つと、客席で「あの人きれいだね」とささやきが聴こえてくる、そんな先生達だった。



その片方の先生が、ある時他の生徒さんから何かのお礼ということでお菓子の箱を渡されてたの。箱の中身は生クリームたっぷりのケーキとその生徒さんが言っていた。その先生、ケーキを受け取らず、その生徒さんにひたすらあやまっていた。


その先生は生クリームが一切食べられないんだって。太るから避けているとかじゃなくて、体が受け付けないんだそう。



当時の私にはその感覚が全く理解出来なかった。でもそれと同時にうらやましいと思ってしまった。自分もそうなれたらいいのにとすごく思った記憶がある。






ちなみにこの先生、とてもやさしくて親切で、生徒さんにもすごく気をつかってくれる人だった。そんな人があんなに拒否するということは、先生の周囲にも生クリームを食すような人がいないから、受け取っても無駄になってしまってかえって申し訳ないって事だったのかもしれない。


そしてさらにこの先生、普段のレッスンから生徒さんの良いところを皆の前でほめる方だった。そういうところも素敵だと思っていた。初心者の私もみんなの前でほめられて嬉しかったけど、すっごいはずかしかった記憶がある。



あと、この先生、足の甲が素晴らしすぎた。バレエダンサーになるために生まれてきたような甲をしている人だった。ていうか、どんな舞台観に行っても、あんな甲にお目にかかれることはあんまりなかった。外国人ダンサーで甲がすごく出ている人いるけど、それと同じかそれ以上だったかもしれない。



つま先がきれいに伸びているというどころじゃない。脚を伸ばすと甲がニョキッと出現する、そんな感じだった。バレエシューズというか、タイツのみでそれだから、ポワントになったらとんでもない美が出る足。







生徒が私含めて2人しかいなかったある日、ストレッチを教えてもらってたんだけど、先生の甲があまりにも素晴らしいので、目がくぎ付けになってしまった。そしたらつま先がきれいに伸びるやり方を教えてくれたんだけど・・・。この先生の隣にいると、自分の足の甲が平野にしか見えない。





いつもの大人数のレッスンの時は、先生の足が遠くから視界に入っていて、他のバレエやってる人と足首から下のラインが全然違うと知ってはいた。でも間近で見ると、美しすぎて圧倒された。




先生、「あ、私これ生れつきなの。」といっていた。これは本当だと思う。

(※実際、別のスタジオにビジターでレッスン受けに行ったとき、バレエ始めたばかりなのにこの先生と同じくらい甲が出てる子がいた。すごいびっくりした。ごくまれに生れつき甲が素晴らしい人というのはほんとにいるらしい。)





この先生、甲とかほめるとかいろいろと見習いたい要素はあったけど、出来そうなものからで特に生クリーム拒否が見習いたかった。自分の体質に合わないもの(人生に必要ないもの?)を本能的に拒否出来ることがうらやましかった。これは何年経っても頭のどこかにあった。



それから数年が経ち、私もついにこの先生のような感覚を習得したのだが(一時的だったけど)、生クリームだけでなく砂糖をも避けてしまっていたのは間違いだった。



砂糖はやはり必要です。飲み物で摂るのがいい感じがする。フレッシュジュースが理想的だけど、手軽さがないから毎日は難。ミルクティーが結構よくて、牛乳と砂糖の組合わせは、まだ負担がそんなになくてよさげだった。あとは加糖ハーブティー。でもある程度飲むと、白湯に切り替えたくなるんだけど。


こうして胃腸を守りつつ糖分摂取を試みるしかない。






では背中のある位置にあった震源地の原因の腕は?



これは引っ越した先で通った2ヵ所目のバレエ教室で、腕は肩の先からが腕じゃなくて肩甲骨からが腕ですと言われていたのがヒントになった。



数年前に「肩甲骨はがし」なる恐ろしげな名前のものが世間で流行っていたけど、私がバレエ習ってた時はそんなに肩甲骨に注目する世の中じゃなかったので、バレエ教室で肩甲骨と腕の関係を意識する流れになった。



しかしわからないのが、なんで腕を使いすぎたら肩甲骨付近を中継して脚にくるの・・・?かばってるってことなのかもしれないけど、いまいち関連性がわからず。体感では突き止めたけど、理論ではわからず。私の気のせいなの?わからないって苦しい。






ちなみに余談だけど、一番最初のバレエ教室の生クリーム不可の先生に、どうしたら不要なものを拒否する感覚が身につくのか聞いてみようと当時ちょっと思ったんだよ。ただ、バレエ以外の事であれこれ聞きすぎてもと思って躊躇したら、他の生徒さんがしっかり問い詰めていた。でもあんまりはっきりとした理由は言ってなかったなあ・・・。


これは予想だけど、直観とか本能的なものでそういう体質か習慣になっているんだと思う。このバレエの先生は、自分の特技とか才能を人生の早い段階で仕事に出来たいわば成功している人なわけで。バレエだけじゃなくてどんな世界でも成功している人は直観力とかそういうのが優れてる人が多いらしい。だから、なんでなんでと本人に聞いてみたところで、たぶん本人も説明出来ないんだと思う・・・。