ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

宮殿の舞踏会式閉じ込め

以前は、何かが滞っている時、詰んでいる時、
嫌な事ばかり思い出す傾向があった。

過去形なのは、今は比較的改善したから!
気づいたらなおってんね。
別に詰んでも完全に動き封じられた訳じゃないから
そのまま努力しながら人生は進行していく。


・・・ちょっとまって。


じゃあ以前は常に嫌な事ばっかり頭にあったって事じゃないの?
↑常に詰んでる大変な人生。



まあいいでしょう。
誰も私がそんなに大変な思いしてるなんて気づいてないし。



それで、昔された嫌な事を先日思い出したので←結局思い出した。
軽めのものを書いて行こうかな。




あれは20代の頃。
職場で先輩から閉じ込められた事がある。
鍵掛けられて出られなくなっちゃったんだよね。


これは昔の貴族社会における典型的な貴族令嬢のいじめなんだけど、
一番幼稚なやり方なんだ。
宮殿の舞踏会とかお屋敷のパーティーとかで
だいたい発生するやつ。


それを現代の一般社会の職場で、
しかも20代のいい大人が普通にするんだよ。
驚いたわ。


その先輩というのは、私が入った時から私に目を留めていた。
理由は、その先輩が欲しくてたまらない手に入れそびれてしまったものを
私が持っていたからだそうだ。(別に聞きたくもない本人談)


ちなみに私自身はそれに全く価値を感じていなかった。
だって誰でもやろうと思えば手に入れられる。
その先輩は、一度手に入れそびれただけであきらめて、
しかも自分にメリットのある状態の方を選んでそこから抜け出せずにいるだけの人だった。
つまり欲しい状態より楽な状態のほうがいいと思ってるのに、
文句と不満だけは立派に持ってる人だ。


結局どんな状態にいようとも、大変な事があるのは変わりがないのに
楽できると思える思考回路がよくわからん。









ところで閉じ込められて。

出られないというのはそれだけで苦痛なんだけど、
それよりもし勤務中に私がいなくなったと話が広まって
大事になったら相手の思うつぼだ。
私はそっちの方を心配した。


私はその人を徹底的に無視する事にしていたので、
不可抗力だったとしても相手とかかわるのは困るのだ。

無視といっても、挨拶と業務会話はする。
要は”全く興味がない”事をわからせるという事だ。



結局たいして時間経過する事なく、
通りがかりの別の先輩に出してもらった。
閉じ込められたことを悟られない様に、
誰かが気づかず鍵しめちゃったみたいですね、と伝えた。

ほんとは上司に報告でもしてその後の抑止にするのが普通なんだろうけど、
この閉じ込めた先輩の場合、
そういった反応は相手を喜ばせる事になる為しなかった。
そういうタイプの人間だったんだよ。






明日は貴族令嬢達のティーパーティーでのいじめ風無視についてです。