ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

王子の対応基本塩

あれは秋の事だった。
たぶん修学旅行でしばらく家にいなくて、久しぶりに帰ってきた時の事。


私はカルピスに会いたかった•••!!





外出してる事が多いカルがちょうどその時は家にいて、
思わず突進して抱きついてしまった。





高校生橘「カルー!!」

祖母橘「やめなさい•••!!」

カルピス(むぐぅ•••!)






勢いよく頬擦りしたせいで、
思わぬ角度と力加減でカルピスに接触
カルピスは私の頬ずりから逃れる為に
必死で顔を背けたことにより、
くちびるがめくれあがり歯茎が丸見えになった。
げっ••カル何その顔。



ギャグかもしれない。

王子にギャグとかあってはいけない気がする。







× げっ••カル何その顔。

○ 王子がその様なかんばせを晒すなどと•••!!






カルピスが顔を背けてしまったので、
首元にすりすりした。ばあちゃんドン引き。


高校生橘「カルピスサイコー。」

※カルピスに嫌がられている事実はスルー。




カルピス(姉、リョコウ前よりパワーアップ。)




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またある時。
私がカルピスに話しかけながらなでなでしても、基本、無表情•無言。

しかし私に愛でられた後のカルピスの頭上付近に微妙な空気が漂った。




母橘「ハハハッ!カル•••!」




母はこれがおっかしくて仕方ないらしかった。
私に愛でられて微妙になっているカルピスをサッサッと優しくなで、笑いながら慰めていた。



母橘「カル、お姉ちゃんに見染められちゃったね。」



これは当時の母の口癖だった。



カルピスは、自分はなんとも思ってない、と言わんばかりに無表情•無言を貫いていた。
しかしその頭上には微妙な空気が漂い続けた。




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そしてさらに時は進む。
成猫になりたての頃のカルピスは、
すっかり仙人顔で姉対応する様になっていた。


それでも話しかけ続ける私。
ひさしぶりにカルピスの可愛さを讃えてみた。


「カルピス今日も可愛いね!!なんでそんなに可愛いの?可愛い可愛い•••!!」




カルピスは、すごく不味い料理をうっかり間違えて食べてしまった、みたいな、なんとも言えない表情になった。




それと同時に、自分の負の感情で周りに失礼しない様に気遣ってもいる様だった。
カルピスは幼い頃からこういう事が身についている猫だった。



ばあちゃんは、カルにかまうんじゃない!と怒った。


しかしカルピスはすでに仙人顔を保てなくなっていた。


すごい!!


カルピスはどうしてこんなに絶妙な表情が出来るんだろう?!
普通の猫のふりをして、とんでもない才能を隠し持っているのかもしれない!!


※自分がカルピスから嫌われている事実が頭から吹っ飛んでいる。






カルピスが、かまってちゃんタイプの猫だったら私の様な姉でも何も問題なかったはずた。
しかし実際カルピスはそうではなかったので、そういったカルピスの性質も踏まえ、
ばあちゃんはカルを尊重して私にやたらとかまうなと注意した。






ある時、ばあちゃんは本気のお怒りモードになった。



祖母橘 「•••おまえさんはカルをなんだと思ってるの?そんなにかまうもんじゃないよ。カルは静かにしてるのが好きなのに、そんなにかまってカルが可哀想だと思わないの。カルが何も言わないからといってやたら話しかけるんじゃないよ。」


そんな•••!
カルに話しかける事が出来ないなんて•••!




お•••!お•••!
カルピス、なんと可愛い王子か•••!お•••!お•••!
平民の身ではこちらから王子へ声を掛ける事もままならぬ•••お•••!お•••!


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カルピス(触らぬ"おかあさん"の御母堂に祟りなし。)