ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

うつ病についての問答2

何年か前に、過去にうつ病をわずらった事があるという男性と
2回だけ話し込んだ事がある。
ファーストコンタクト時点ですでにばっちり回復していて
独立して成功していて、しかも
うつの陰などほぼみえない穏やかでユーモラスな感じの人だった。



でも、最初の声音を聞いて、ああ・・・と感じるものはあった。



この人、私の事を、なんでこんな元気な子が自分とかかわるんだみたいに
考えてそうだった。
自分とあまりに波長が違うと感じると負担になるものだ。



私はたしかに、人から絶対うつにならなそう、とか
生命力強そう、とか言われながら生きている。



だからといっていつも完璧に元気かというとそうでもない。
むしろ常に不完全な弱い状態で強さを発揮してるような人間だ。
しかもそれですらない時もある。



ある程度何も考えずここまで出来る、という状態を保てる様に
普段から自分を作っておいて、ある時突然調子が落ちた時に
それ以上落ちていかないようにしている。


でも、これは気分的に維持してるだけで実際は落ちている。


こんなのほんとは嫌だ。
ほんとは常に1ミリでも進歩してたい。
現状維持というのは退化のカテゴリだ。


この事を後に、この方とだいぶ話し込んでから話したら大変喜ばれた。
同じ考えだったようだ。



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とはいえ、この方から見た第一印象の私はあんまり近づこうと思わない人間だった様だ。




でも大丈夫。この方オタだった。
オタの人といっても、アイドルとかゲームとかではない。
アニメとかまんがとか、その界隈の有名人にはまっている種類の人もいる。
あらゆるジャンルを兼ねている人もいるけど、
この方はその界隈の専門のオタだった。



私もアニメとかまんがとか好きだからね。
しかも結構マニアックな事まで知ってたりするから、
その界隈のオタの人と話すといつもすごく感動してもらえたりする。
なぜそれを知っている・・・!と。



※(ちなみにアニメとかまんがも例にもれず毒性が強いので、
ずっと見続けるとほんと害です。)




そんなんで一気に話は盛り上がった。



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ところでこの方、過去に仕事でうつになったと言っていたので、
私は最初デバッグでもやってたのかなと思ったんだ。
ところが話を聞いていると、そうでないどころか
仕事の内容云々の問題ではなく、職場の人間関係が原因だったそう。
やっぱりそこに行きつくんですね。



職場変えればよかったのに、と思うかもしれない。
私もちょっとはそう思ったよ。
特にこの方の場合、同じ業界内で動いて結構有利に転職出来たと思われる。
転職っていうか、会社変えるだけなら転職場か。



でも病むまでその職場にい続けたのはどうしてなのか。
その辺の話は詳しく聞いてない。
だって2回しゃべっただけでもうそれっきり、
2度と連絡取る事なかったもん。


でも、この方と話してみた感じで、
結構いろんな事が見えたというか。
想像にすぎないところも多いんだけど。


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