ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*カカオ

hotakatachibana2009-04-27


猫日記11。


マスターんとこの八百屋にいる猫はMr.P氏と加藤さんとチーズだけだと思っていた。まだいるんだよ。マスターは一体何匹めんどう見る気さ。



しかしその4匹目はレギュラーではなかった。ごくたまにやってくるあの黒こげ茶の猫・・・。



マスターに紹介され、そっと影から見てみた時、その険悪なたたずまいに目を見張った。猫相が極めて悪い。毛はボサボサ。足は骨ばっている。そしてご飯だけ食べて帰ってゆく。ご飯だけ食べて帰っていく要素を除けばイレギュラーな存在だ。(写真は一枚もない)


名前がないと聞いてさっそく名前をつけた。
彼の名は果加男。カカオさ。


青果店の一員に加わろうとするチョコレート色のオスだからさ。


マスターはこの名前を気に入ったらしく「来てたぞカカオ!」
とたのしげだった。




しかしMr.P氏はこの黒こげ茶の猫の介入を許さなかった。
Mr.P氏と果加男が対面すると激しい喧嘩になった。
Mr.P氏は何度も傷を作って帰ってきてマスターに怒られた。


ある日、Mr.P氏が左前足付け根に穴を開けて膿を流して帰ってきた。
カカオに牙でかまれたらしい。とうとうカゴに閉じ込められ、車で近所の動物病院へ強制送還。



このあたりから八百屋近辺ではカカオを見かけなくなった。
Mr.P氏なわばりあらそいに勝利。



しかしMr.P氏は傷が完治した後もたびたび血を流して帰ってきたり、
びっこをひいて帰ってきたりしている。
外出禁止にするしかない。




加藤さんはというと、威嚇されるとサッと逃げる。
喧嘩売られるとお腹を見せて降参。
加藤さんはどんなに外出しても怪我することはない。




今日も車の陰に隠れる加藤さん。