猫日記6。
近所にあるいきつけの八百屋には、実はミスターP氏以外にも猫がいる。
ミスターP氏の存在は絶対であり
売れっ子看板猫で
不動の人気を獲得していた。
それゆえ他にも猫がいるなんて想定外だった。
しかしいたんだよ。白と黒のていうかほとんど黒のシャドウのようなのが。
ミスターP氏のシャドウに違いない。
マスターに名前を聞くと、
マスター「名前まだないんだよ。一時的に茶さんてよんでるけどな。おい茶さん橘さんに名前つけてもらえ。」
橘「おっけーまかしといて。マスターこの子茶さんていうの?私は始めてみたときからチャップリンだと思ってたよ。」
マスター「洋物だな。よしチャップリンだ。」
橘「でもマスターの茶さんもいいよ。フルネームでつけてあげよう。加藤茶ップリンて名前でどう?」
私の独断とマスターの賛成で彼の名前は加藤茶ップリンとなってしまった。
それ以来お客さんや八百屋のマダム、近所の人からまでチャップリンと呼ばれている。
しかし私だけは加藤さんと呼んでいる。
加藤さん↓
加藤さんはまるでメスのような華奢な肢体に甲高い泣き声。
しかし鼻の下には第二のヒゲがあり、ミスターP氏以上に大食いだった。
あんなに食べてるんのにこの体系は胃下垂にちがいない。