モラトリアム漢方薬35。
失敗しなかった料理日記45。
失敗しなかった健康意識23。
胃が湿邪にやられてる時にお粥はよろしくない食べ物、
というのが前回の日記。
potoritootitanostalgia.hatenablog.com
とはいえ、お粥は消化に優しいので
湿邪以外の体調不良にはとてもよく、
お粥が大好きで日常的に食べてる人や
朝ご飯はお粥でスタートという人もいるでしょう。
おススメのお粥があるの。
< 材料 >
・お米
・出汁
・山芋
・ネギ
・三つ葉
・青のり
・塩
・味噌か醤油
土鍋等で人数分のお粥の量と作り方で作るだけなんだけど、
お水ではなく出汁でお粥を作るの。
出汁はかつおや昆布の和風出汁はもちろん、
中華風の出汁でもおいしい!
そして途中ですりおろした山芋を入れてさらに煮る。
この火を通した山芋というのが重要なポイント。
山芋は漢方薬の中に生薬として使われてもいるんだけど(サンヤク)、
これが胃腸を養う事や津液を補う事等から食材としても積極的に食べたい。
すりおろした山芋は冷凍出来るので、
まとめてたくさんおろして保存バッグに平らに入れて冷凍室にストックしておくと
使いたい時にすぐ使えて便利。
これは
パンケーキ作る時に混ぜ込んでも、
ふんわりするしそこまで味変わらないし
火を通した山芋という条件もクリア出来て最高!
湿度の高い季節、特に汗をいっぱいかいた日に
私山芋食べるの。
そこで。
山芋は生では食べず、必ず火を通す。
一般的なとろろ等の山芋料理は生がほとんどだと思うんだけど、
胃腸の為には火を通すのがよいのだそう。
実家にいた頃、定期的にとろろご飯が食卓にのぼったんだけど
祖母橘の手作り。
祖母橘はこのとろろご飯が大好きで、夕食がとろろご飯の日の昼下がりは
すり鉢で自然薯を幸せそうにすりおろしていた。
すりおろした自然薯に出汁を混ぜたものを作っておいて、
炊いたご飯にかけて食べるというどこの家庭でも作られていたものだ。
幼橘は、それを見て理由がわからない違和感を感じていた。
当時とろろご飯は出されたら普通に食べてたし、
まあおいしいとも思っていた(口がかゆくなるが)。
でも・・・なにかが違う・・・何か・・・。
あれ、とろろが生のままってとこに違和感感じてたんじゃなかろうか。
今となってはそう思ってしまう。
自然薯すりおろす祖母橘 「これが一番おいいしい!」←超しあわせそう。
幼橘 「・・・。」
自然薯すりおろす祖母橘 「これが一番好きだよ!」←超しあわせそう。
幼橘 「・・・。」
自然薯すりおろす祖母橘 「夕飯楽しみでしょ!」←超しあわせそう。
幼橘「べつにあんまり・・・たのしみじゃない・・・かも・・・。」
自然薯すりおろす祖母橘 「なんで!」←それでも超しあわせそう。
せっかく山芋を食べるなら火を通したい。
お粥に混ぜたすった山芋に火が通ったら、
味付け。
醤油でも味噌でもお好みで。
塩だけでもおいしいと思うよ。
生姜を加えてもおいしいけど、
体が乾いてる人やほてりやすい人は量に気を付けた方がよいでしょう。
溶き卵を加えてもよさそう。
て、ここまで書いといてなんだけど
私お粥好きじゃないわ。
風邪引き幼橘 「お粥やだ!」
母橘 「なんで!」
風邪引き幼橘 「やわらかくておいしくない!かたいのがいい!」
母橘 「お粥はこういうものなんだってば!」
昔から好きじゃなかった。
あ、でも上記の山芋のお粥のおいしさは保証する。
何回も作って食べてるから。
でもそのたびに、
これ、お粥じゃなくて硬く炊いたご飯で食べたいな・・・。
って思ってた。
私は火を通したとろろご飯の方が好み!