ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*友人Mr.S君その2

hotakatachibana2009-10-29

目覚めると知らない天井。



天井が見えたということは仰向けで横になっているということ!私にしてはなんて寝相のよい目覚めなんだ。
どこかを蹴った形跡もなくベッドからも落ちていなかった。


シンガポールの朝はこんな風に行儀よくスタートした。



部屋のドアを開けるとノブに大きくてきれいな袋がかかっていて、H田氏から「お土産で荷物増えたら使って」とのことだった。そうか朝早くチャンギ空港に向かったから、私を起こさないためにドアノブに・・・。H田氏何から何までありがとうございますだ。H田氏にとってシンガポール最後の日はやや災難らしかったというのにさ。





袋しまって下のテラスに降りて行ったら、どこの国の人か分からない人が数人朝ご飯食べていた。



私もー。



見たことないシンガポールの料理が盛ってあって、変わった形のスイカも盛ってあった。
食べてたら、先にいた人達がいなくなって、私一人になった。



食べおわったらなんかぼんやりしてしまったんだが、はっと突然緊張感が走った。




ホテルの予約もあんな状態だったんだから、帰りの航空券だって保証されたもんじゃない。



リコンファーム!!



私は必要ないと旅行会社の人に言われていたリコンファームをするためにホテル階段踊り
場の電話へ走ったよ。


航空券のリコンファーム要らないって、ホテルのリコンファーム(なんだそれ)も必要だったと後悔してるくらいなんだが!!旅行会社いまにみてらっしゃい。タイエアウェイに電話がつながるのを待ってる間一人もんもんとした。しかしつながらないんだよこれが!タイエアウェイ誰も出ん!時間開けて再度かけることにしてテラスに戻った。




一人座って待つ悶々とした時間。なんか汗が噴き出た気がした。どうしようこのまま1日が観光もせず電話応対で過ぎ去ったら。いや、それどころかリコンファームさえ出来ず、チャンギに行ったら席ありませんてことになったら・・・。



どっ・・・どうしよう・・・。



その時、男の人がテラスにやってきて日本語で話しかけてきた。



「日本人?」






これがMr.S君である。