Mr.S君とは偶然が重なって出会って友達になった。
しかしやはり偶然出会ったH田氏という方のおかげで出会えたのであった。
あれはシンガポールでのこと。予約していたホテルに向かおうとMRTのホームで電車来るの待っていたら、知らない日本人の男の人が話しかけてきて仲良くなった。
この方がH田氏と言い、シンガポールのあと翌日タイへ旅立つというところだった。
ホテルが近いので一緒にご飯食べようということになり、私がチェックインするのをフロントで待っていてくれるという。
しかし私が予約したホテルのフロントでバウチャー出した時に事件は起こった。
フロントの人が
「こんな予約しらないよ。」
知らないよって予約したんですけど!ここにバウチャーもあるでしょ!!
しかしフロントの人は全フロア満室の一点張り。そしてなにやら訛りのある英語で言ってるけど私には聞き取れない。
すると後ろで待っててくれたH田氏(英語ペラペラ)がフロントの人と話してくれて、
フロントの人いわく
「他のホテルに一室だけ空きがあるけど、早くしないと埋まってしまう。そうなったら知らないよ。」
とのことだった。
知らないよって、知ってよ!!予約して宿泊代金も支払い済みの私がなんで泊まれないのさ!!
頭真っ白になったよ。
とりあえず私が予約したこのホテルはなにがなんでもだめらしい。
そこでH田氏は自分の泊まってるところに電話かけて、部屋を一室とってくれたのだ。
私がぼんやりしてる間のH田氏の素早い対応に驚いた。
とりあえず私の部屋が取れたので最初の予定のご飯を食べに行くことになった。
H田氏はぐったりしていた。私元気。
H田氏と一緒にご飯食べてたら、H田氏の友達がたくさん集まってきたよ。
なんてインターナショナルなんだ。
翌日のタイでも友達と待ち合わせだという。
H田氏のおかげで宿無しはまぬがれてうれしくてたまらない。
H田氏は私と出会ったばっかりに。でも非常に助かりました。この時のことはいまだに感謝してます。
H田氏と一緒に駅へ向かっていると、バキッという音がした!!
なんとお店の人が売り物のバナナを幹からもいでいた。
ホテルに着くと、いろいろ説明してくれ、翌朝早くタイへ旅立つらしく部屋に行ってしまった。私も自分の部屋に引っ込んだ。
そしてシンガポールの夜はふけていった。