今日の現場責任者の人と住む世界が違う人々についての話題について盛り上がった。
この責任者の人は以前名門のお家柄の一族のお得意様を担当していたという。私もなぜかすむ世界の違う人々と居合わせることが多いので、なんとなくニュアンスだけ理解できるので話してて興味深かった。他にもいろんな話をしてもらえた。この責任者の人はM越について何でも知っているように思えた。いやなんでも知ってるにちがいない。アクセサリーの修理についてきいてみた。
修理は1階でやってるよ。大抵はうちで買ったものしかやらないよ。直した後に母親から譲り受けたものだのばあちゃんの代から伝わるものだのとはじめたところでもとにもどんないからな!基本的にうちで買ったものの修理しか受け付けないけど持ってって聞いてみろ。
だってさ。
私が修理したいのは母親やばあちゃんから譲り受けたんじゃなく自分で買ったんだよ。三越で売ってるようなプラチナとか金とかじゃなくて素材はニクロムだけど直してもらえるかしら。
この責任者の人とのやりとりを仲間の女の子に見られていたらしく退勤後声かけてくれて、1階のアクセサリー売り場に一緒に行ってくれることになった。
どこが修理受付かわかんないよ。とりあえずパールとかじゃない一番系統が近そうなお店のスタッフさんに声をかけた。そしたらやっぱりそこで買ったものしか修理しないんだって。
私があきらめようとしてたら仲間の女の子が修理カウンターがどこかきいてくれたので、スタッフさんが案内してくれた。
すると同じ現場の責任者の人よりさらに年上の懐中時計を持ってそうな男性スタッフがいた。わーお。背後にヨーロッパの街並みが見えました。
私のちぎれたニクロムのネックレスを見せるとこれはどうしたものかという表情になった。やっぱり修理はお断わりかと思ったら、隣に座った仲間の女の子が力説し始めた。
「このネックレス1回しかつけてないのにとれちゃったんですよ!ほんとだったら買ったお店でなんとかしてくれると思うんですよ。なのに・・・」
いつのまにか一年前に買ったの部分が一回しかつけてないに変化している・・・!
しかし彼女の力説の後修理する方向で話が進んでいた!
まずはネックレスの写真を撮って、次に用紙にどんなふうに直すのか懐中時計持ってそうなスタッフさんが絵を書いてくれた。お上手ですな。控えをもらって、受け渡しは月半ば。
あっという間だった。
二人で建物の外に出て一駅先まで歩いた。
節電中の薄暗い街中の橋を渡った。
仲間の女の子はワークショップというのに出るからそこへいくための乗り換えが便利なんだって。私は東急ハンズでスタッフさんと来店の約束してるだけなんで、そこにたどり着ければ別にどこ駅経由でもいいです。
その子はここはちゃんと直してくれるみたいだねと力をこめて言っていた。
私はさっきの力説が頭から離れません。助かりました。