ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

半安息日

猫日記268。
貴公子のいる日常21。


昨日、花屋のオーナーさんとお店の外で会った時に
(↑近所なのでよく会う。)


「今夜は冷えるのに店のN用の暖房入れてくるの忘れた。」


って言ってたんだよ。


そんな事言われたら、気になる。



そんで今朝、お蕎麦屋のマダムが来るN貴公子の朝ご飯タイムに合わせて花屋に行った。


そしたら今日はとっくに朝ご飯食べ終わってお気に入りのガラス近くの台のとこでくつろいでて、
私に気づくと


ごろんごろんごろーん


って3回もひっくりかえった。

ぜんぜん元気そう。


そういえば自前の毛皮(高級)もあるし
冬も普通にこのお店で越してるんだった•••。



半安息日

街歩きの戸惑い21。




今日日が落ちてから歩いてたら、
前からやってきた少年が私の目の前で
財布の中の硬貨を全部ぶちまけた。


橘 (またこのパターン。)


ガーン。



少年「やばい•••やばい•••。」



何してくれてんのこの少年。



とりあえず少年と一緒に薄暗がりのなか地面に散らばった硬貨を拾った。


少年 「ありがとうございます•••ありがとうございます•••。」


拾ってる間ずっとお礼言ってる。

拾った硬貨を少年に渡した。


少年 「ありがとうございます!」


少年は受け取ると走り去り、目の前のスーパーへ駆け込んだ。







おつかいの少年であったか•••。


橘(•••ん?)


目をこらすと、地面にまだ硬貨が落ちていた。


橘(結局こうなる•••。)



私は拾った硬貨を手に、スーパーの中を探し回った。


橘 (紫の服の少年•••紫の服の少年•••。)

目立つ格好してくれててよかったけど、
いない。

偶然チーズのコーナーの前にいるとこを見つけて声かけた。


橘「さっきお金落とした?」

少年 「うん!」


うんじゃないし。

私、硬貨を渡すとさっさと立ち去ったわ。




少年相手に心が狭いかもしれないが、
私はもう誰かのクレジットカードとかお金とかを手に持ってうろうろするのにあきている。



財布は口を引き締めて歩くのだ少年。