ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

*デルコルソをゆく

hotakatachibana2006-12-18

イタリア・フランス回想記12です。


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名前の知らないピアッツァ(ローマ在住の知人に聞いてから日記書けばよかったよ)に戻ると、友人にバールに行ってきたことを報告した。知らぬ間にローマライフ楽しんでるねと言われた。楽しんでるよ。


そろそろ移動しようということになり、ヘキサゴンモチーフの石畳の上を歩きながら像の横を通り過ぎたとき、友人がここの風景がユーロの裏に描かれていることを教えてくれた。わっ、ほんと!同じユーロでも裏のデザインがいろいろあるので全部集めようと思った。でも一番遭遇率が高いのはこのピアッツァのデザインのユーロだった。


こんどはこっちから降りてみよう、とやって来た
ときの大きな階段とは反対にあった小さな階段から降りた。すると、なんともいえない小道に入りこんだ。しかも人通りはない。そのちかくに劇場らしきものもあり、違う日にコンチェルトがあるらしかった。その場にいたのはすごく短い時間だったけど、不思議な感じがした。



二人でヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の横を通り過ぎ、デルコルソに入って歩いた。すると、友人が突然、手袋を買うと言ってデルコルソに面したお店の中へ消えた。一人路地で待つ間、たくさんのローマっ子が家路を急いで目の前を通り過ぎて行った。もう夜もふけたのに、すごく賑やかだ。ローマの夜はこれからが本番だね、と一人わくわくした。


友人が手袋を手に戻ってくると、再びデルコルソをゆく。かなり歩いた頃、路地で演奏している人たちがいて、人だかりができていた。わーいいなー。私たちも立ち止まって聴いた。演奏が人区切りすると、地面においてある楽器のケースにユーロを投げ入れ、その場を立ち去った。


だいぶ歩いたけど、ナボナはどっちだろうか。すると‘ピアッツァ ナボナ‘の標識が見えたので、小さい路地に入り込んでさらに進む。

もうすぐ、もうすぐ・・・。