ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

いろんなもの落ちてる

街歩きの戸惑い11。



先日、日が落ちてからとある街中を歩いていた。


暗いと足元が見えづらいんだけど、
進行方向にある異変には気づいた。



(なんか落ちてる•••。)



シルエットでなんとなくそれがなんなのか分かったから、
近づくの嫌だと思って遠巻きに見てたんだ。



それ、ちょっとした鳩くらいの大きさなんだけど、
潰れたカエルなんだよ。



冬眠から目覚めて這い出してきたところを
ちょうどタイヤの下敷きになったというところか。
ほんとにぺったんこだった。



それにしても大きすぎる。



いや都会でも環境によっては
こういう巨大なカエルが生息してる事は知っている。



しかしそこの周辺は住宅ばっかり。
土の地面もほとんどないし
池も沼も川さえないのに、
どっから来たのこのカエル。



私がどうやって一番遠いところを通って
そこを通過しようかと思案していたら
後ろから見知らぬムッシューが私を追い越して行った。




あっムッシュそこは•••!!





スサッ。




ムッシュはカエルの一歩手前で鮮やかに横へ身をかわし遠ざかって行った。



私もそのムッシュみたくスマートに避けるべきなんだろうけど、
予定通り鈍臭く一番遠い場所を通って通過した。











あんなのが落ちてるなんて。
しかも夜に。



都会の春、こわい。








さらに冬の間にも衝撃的なものを見てしまった。






あれは冬のある日の昼下がり。
用事があってとある路上を歩いていたら、
毛をむしられた鳩くらいの大きさの鳥がうつ伏せに落ちてた。





こういうの。







(どういう事•••?)





ぴくりとも動かない。
頭がだらんとしたその肉塊は、
遠目に見ても既に魂抜けてるのがわかった。




その調理前の感謝祭のごちそうみたいな丸ハゲの鳥は、
食材としての運命を辿ってそこに落下したものなのか、
大自然の弱肉強食の中でそこに落下したものなのか、
なんとも言えない不思議な存在感を醸し出していた。




全身ムラなくむしられてるから、
人の手によってなされた状態と考えた方が自然だ。
しかし実は
そんな技術持ってる鳥がいたらどうしよう。





前者だったら
フレンチのお店とかで
鳩料理出す事もあるみたいだけど、
近隣にそんな店はない。


後者だったら
ヒナっぽくもあるんだけど、
サイズがヒナじゃないんだよ。
そして季節がヒナの季節じゃないと思われる。




道路に伏せた
毛をむしられた鳥。


なんなの一体
誰なんだよあの鳥。





私は急いでいた事もあり
しかもなんか痛々しいし
遠くから見ただけで先を急いだ。



10分後くらいに
再度そこ通ったら、
その丸ハゲの鳥を
カラスがつついてるんだよ。
しかもひきずったりしてるし。



食べる気。



カラスって共食いするのかな•••。
カラスじゃない鳥なら食材のカテゴリなのだろうか•••。
カラスの食事情こわい。









あとは先日、自宅からだいぶ離れたところにある
個人経営ぽいスーパーに立ち寄った時、
レジコーナーのとこにモニターが4つ並んでて
テレビ番組らしき映像が流れていた。




ひとつめとみっつめが同じ映像。
ふたつめとよっつめも同じ映像。



つまり2種類の映像が交互に映し出されてたんだけど、



そのひとつがパン屋さんがパン作ってるとこの取材みたいな内容で、
もうひとつが岸田の会見。



はっきり言ってこのふたつは並べちゃいけないと思う。



せっかくのパン屋さんのパンづくりがすっごい不味そうに見えてくるんだよね。





なんなのこのチョイス。
このスーパー微妙かもしれないと思って、
そのまま店出たんだよ。





むしられた鳥落ちてるわ潰れたカエル落ちてるわ岸田落ちてるわ
都会の街こわいわ。