猫日記240。
あれは7月のとある日の逢う魔が時。
自宅からそれほど遠くない場所の路地を歩いていて、
ふと立ち止まってスマホ見てたんだ。
そしたら、
「ネェー。」
話しかけられた。
「ネェー。」
足元から。
「ネェー。」
猫に話しかけられた。
「ネェー。」
サビ猫で、首輪してる。
たぶん近隣の一軒家で飼われてるんだと思う。
「ネェー。」
すごい話しかけてくる。
「ネェー。」
なでよう。かわいいな。
「ネェー。」
私も猫に好かれる様になったものだ、
と思いながら先を急いだ。
ところが•••。
「ネェー。」
はい?!
「ネェー。」
何でしょう?!
あしもとに絡みつきながら
すごい後ついてくる。
「ネェー。」
だめだよ、おうちに帰るんだ。
↑しかし猫に好かれて超嬉しい。
「ネェー。」
ネェー、そんなに可愛い行動で人懐こくしてるとそのうちさらわれちゃうよ!!ネェー!!
もといた場所にサビ猫戻して
足早に立ち去った。
この時から約30分後、帰り道で私またこの路地通ったんだ。
ふと立ち止まってスマホを見ていた。
そしたら
「ネェー。」
今度は背後から話しかけられた!!
また足元にいた!!
いつのまに!!
さっきまで誰もいなかったのに•••!!
私がついてきちゃだめ、と立ち去ると、
入れ替わりで向こうから子犬連れた男の人が歩いてきた。
「ネェー。」
男の人にも話しかけていた!!
私だけじゃなくて誰にでもそうなのか!!←失望。
「ネェー。」
子犬にも話し掛けていた。
子犬の方も別に驚きも威嚇もせず
なんか会話してるぽかった。
いろいろエスパーだわあの猫•••。