ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

カブの塩漬け2

あれは2006年〜2008年くらいにみつけたビデオレターだったと思う。


流れてきたメルマガの中に紛れてたんだけど、
当時は文章だけのセールスレターが主流であった中で
まだ珍しい動画使ったセールスレターだったんだろうね。


概要だけ読んだら
内容は株でうまくいく方法みたいな感じ。


株はほとんど興味なかったんだけど、
当時FXとかが超流行ってた時代で
参考程度に見てみるか・・・と
動画を再生してみたの。


すると、黒いTシャツ着た
ラーメン屋か焼き鳥屋でも営んでそうな男性が登場して
一人で株について語り始めるという動画だった。


いろいろ説明してたけど、
一貫して同じことばっかり。


黒いTシャツの株男性 「こうね、だんだん上がってきたタイミングで売るんです。
それでね、だんだん下がってきたタイミングで買いに走ります。」






ポカーン。







私、これ系の話を目にする度に
いつも理解に苦しんだけど、この動画は最たるものだった。



上がるタイミングと下がるタイミングでそれぞれ売り買いしたいのは株やってる全人類の望みじゃないの。
それが皆出来たら株やってる全人類がうまくいってしまう。


それは考えづらい。


絶対にうまくいく人とうまくいかない人とに分かれるはずだけど、
この動画の人はうまくいく側だと言いたいわけだね。


つまり、売り買いのタイミングの情報を得られる人というわけだ。


ではその特権を手にする為に支払う代償は何。


お金を払ったくらいじゃ手に出来ないだろうな。
お金をたくさん払うだけではそれはただのいいお客さんだ。
その先に進む為に支払う代償、それは・・・。
面倒な人間関係?とか?
当時の私にはそれくらいしか思いつかなかった。


それが何であるにしろ、それはまともな感覚を持っている人には無理だと直感で分かった。


株やるかやらないかは別として、
この動画の人から何か学べるとは思えなかった。


ブラウザを閉じて、
二度とアクセスしない。
1回限りのビデオレターサヨナラー。




一般に流通する
株に関する書籍もたくさんあるみたいだけど、
そこまで株やりたいと思ってなかったので
そういったものは読んだ事ない。


それに、読んだところで自分には理解出来ないんじゃないかと思ってた。


株、理解出来ない。


当時、
とりあえず私には株の才能がないという事で自己完結した。