茶日記27。
リーフティーを1杯だけ飲みたい。
これは悩ましい問題だ。
1杯だけなので、ポットは1杯用の小さいのを1つ用意すればいい。
淹れ方も通常通り。
・・・しかし。
1杯で淹れるより、
2杯以上で淹れた方がおいしいような気がするのだが・・・。
こんな時、ハンドドリップでコーヒーを1杯取りする時にうまくドームが膨らまなくて
しかも味も2杯以上で淹れる時より劣る気がしていた事を思い出す。←以前はコーヒーも自分で淹れて飲んでいた。
紅茶も1杯取りは難しい気がしている。
ちなみに『ポットのための1杯』という茶葉は現代には不要だ。
ポットの為の1杯。
中学校の英語の教科書に出てきた。
2人分の紅茶を淹れる時はもう1人分の茶葉を追加し3人分で淹れる・・・。
3人分の茶葉を淹れる時はもう1人分の茶葉を追加し4人分で淹れる・・・。
これが『ポットの為の1杯』。
(クラスのほとんどの子が、意味わからん訳せないと言っていたけど、
私すんなり訳せた。当時紅茶に詳しかった訳じゃなくて、英文和訳が感覚的に得意だったの。
※中学校レベル限定。)
しかしこれは紅茶製造がまだそれほど進化していなかった、
紅茶が世に出回り始めたばかりの時代に必要だった知恵。
現代には不要だ。
現代の紅茶はOP(オレンジペコー)という大きい茶葉だけでなく、
BOP(ブロークンオレンジペコー)というOPより細断されているものや
Fannings(ファニングス)やDust(ダスト)の様に
短時間でしっかり抽出が出来る様な細かい茶葉もあるので
あえて茶葉をかさ増しする必要はないのだ。
そして特に日本では不要だ。
このポットの為の1杯というのは、
茶葉から抽出しにくい性質の硬水で淹れる事への対策でもある。
これは浸透圧の問題で、
茶葉だけに限ったことではないのだけれど、
硬水では抽出されにくく、
軟水では抽出されやすい。
つまり日本の軟水では不要!
余談だけど、
ホールリーフの最高峰、
SFTGFOP。
これはスペシャル・ファインネスト・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコーって読む。