ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

フランス式VSイギリス式

茶日記24。


フランス式か、イギリス式か。



(※バレエのメソッドの話じゃないです。
私の好きなバレエのメソッドについてはまた今度。)


イギリスのミルク先入れか後入れか問題とはまた全く異なる部分の選択肢である。
その国によって求めるお茶が違うので淹れ方から違うのだ。





私は必ずといっていいほどフランス式で淹れている。
(※1杯取りではない時。)


ティーポットを二つ使う。


ひとつのポットで蒸らして、
時間になったらもうひとつのポットに全て注いでしまう。
この場合はスプーンでポットの中をかき回すという工程はもちろん不要だ。





とはいえ、まれにイギリス式で淹れる事もある。
一つの茶葉でストレートとミルクティーの両方を飲みたい時。
(※この場合ももちろん1杯取りではない。)


一つのポットで最初から最後まで。


蒸らして時間になったら、まず1杯目のストレートティー
この時はポット内をスプーン等でクルリとかき混ぜる。


残りのお茶は
ポットの中でそのままにしておく。



1杯目を飲み終わって、次、ミルクティー
再度ポット内をスプーン等でクルリとかき混ぜる。
カップに注いでミルクを淹れる。
もしくはミルクを入れたカップに注ぐ。


紅茶は時間の経過と共に濃く抽出され、
渋みも出てくるけど
この渋みがミルクティーと相性が良いので。


3杯以上の複数杯で時間をかけて飲む場合は、
同じミルクティーでも味の変化も楽しめる。


とはいえ、置きすぎると味が変わってしまうので要注意だ。



ちなみにミルクに関するイギリスの紅茶論争は、
現在は先入れで落ち着いてるみたいね・・・。
私が小学生の時くらいはまだ、
先にミルク入れるとカップに茶渋がつきにくく洗うのがラクだけど
後から淹れた方が渦巻く様を見れて楽しい、
みたいな話があった。






フランス式が時間がきたら茶葉から引き上げてしまうのは、
フランス紅茶がフレーバーティーだからだ。


逆にイギリスではお茶=フレーバーティーではない。




よくダージリン等は淹れるのが難しいというけど、
昔の私はマリアージュフレールの紅茶の方がうまく淹れられなかった。
今はたぶんどれでもそれなりに淹れられると思うが、
フレーバーティー、昔ほど好きじゃないな・・・。




ちなみに私がイギリス式になるのは
まれに作業に没頭しすぎてポット放置してしまった時もなんだ。(そしてミルクティーにするしかない。)