ぽとりと落ちたノスタルジア

最近の日記は数年前の日記を書いている。時々リアルタイム日記を挟みます。

タンニンとカフェイン

茶日記22。




デカフェ紅茶と一言で言ってもいろいろある。



本当にこれカフェインレスなの・・・?というくらい
コクと香りと飲みごたえのあるものから
もうなんにもおいしくないしむしろこれ飲むなら紅茶自体がまんする
というものまで・・・。




何度淹れてもおいしくならないニルギリは
まさに紅茶自体がまんしたくなるデカフェ紅茶とそっくりな味だった。



この事から導き出される原因はひとつ。
タンニンとカフェインの結合不足だ。



私は気づいてすぐにそのニルギリを淹れなおした。
茶葉量、お湯の量、規程通り。
お湯の温度は適当に熱湯。



抽出時間は規程を無視。



2分、3分・・・。


まだまだ。


4分。



飲んでみた。



まずくない・・・!
ちゃんとお茶の味になった!








紅茶を含めたお茶の旨味はタンニンとカフェインが結合することで生まれる。




どうやらこのニルギリは、これに少し時間がかかるみたいね•••。




含有量の問題なのか、ただ単にそういう性質なのかわからない。




抽出時間を長めにとる事で解決したのだけれど、
5分おいてしまうとまた違ったおいしくなさが出てきてしまった。
だからこの茶葉は4分が最適解だった。



ところが。
同じニルギリクオティーシーズンものでも、
茶園が違うと事情が違ってくる。


この規定通りの抽出時間で淹れるとデカフェ味になるニルギリとは別の茶園のニルギリで
同じ様に淹れたら



渋い・・・。



こっちのニルギリは全て規定通りでよかった。



ちなみに、この時のニルギリだけでなく
お茶はカフェインの含有量が茶葉によってかなり差があると日々感じている。



あと、カフェインには質がいいという価値観も存在するようで。
カフェインの質・・・。


これ私よくわからなかった。
カフェインはカフェインじゃないの・・・?



ところが。



以前ウェッジウッドのアソートタイプの紅茶を飲んだ事があって、 
その中のひとつが、すごくカフェインの質が良いように感じた。
味は普通だったけどすごく身体に効く感じ。


もしかして、これがカフェインの質・・・!


って思ったんだけど
ただ単に含有量だった可能性もある。